キケンな香りがする強めなパッケージ
一度はスーパーやコンビニで見かけたことがあるであろう、元祖目覚ましガム「ブラックブラックガム」のシリーズから『ブラックブラック<レッド>パウチ』が7月30日に発売された。パウチタイプのパッケージで、赤と黒のパンチの効いたデザインが目を引く。メントールととうがらし香料をダブルで使用したガムだと言うから、眠気どころか怠惰な気分も吹き飛ばしそうな勢いである。その実力のほどを試してみたい。
1983年発売のロングセラー商品「ブラックブラック」シリーズ
「ブラックブラック」は、今や知らない人はいないであろう大手菓子メーカーであるロッテのロングセラー商品だ。ロッテのガムの歴史は長く、1948年にチューインガムの製造から始まり、多くのヒット商品を生み出してきた。
その歴史の中で1983年に、清涼感の強い辛口ミントガムとして「ブラックブラック」が誕生。それ以来ドライブシーンを描いたテレビCMや交通拠点でのサンプリングを経て“眠気スッキリガム”としての地位を確立している。
時代と共に板ガムから粒ガムへ
記者が子供の頃は、「ブラックブラックガム」と言えば板ガムだった。眠気スッキリ!をコンセプトにした強力ミントガムは、友人と根性試し的な感覚で口にした記憶がある。しかし今では粒タイプが主流になり、辛さや刺激も進化している。
手軽なパウチタイプで登場したが刺激は強烈極まる『ブラックブラック<レッド>パウチ』
よく目にするパウチタイプ
『ブラックブラック<レッド>パウチ』(1袋23g当たり42kcal・実勢価格 税込198円・発売中)は、メントールととうがらし香料をダブルで使用することで、ピリピリとした刺激的なガムに仕上がっているという。
とうがらし香料使用!
パウチとはアルミなどの素材を使い、密封した給袋包装のこと。ボトルや個包装のようにかさばらず、エコで持ち運びに便利だ。チャックが付いているので、食べたい時に食べたい分だけを取り出すことが出来る。
実際に記者もカバンの内ポケットに入れて持ち運んでみたが、パウチはその場ではゴミが出ないので、通勤電車でも手軽に口にする事が出来る。この手軽さが、パウチのお菓子がジワジワと人気を集めている理由の一つだろう。
個包装よりも手間がかからない
成分を見ると板ガムは砂糖を使用しているのに対し、『ブラックブラック<レッド>パウチ』はシュガーレスだ。カロリーも一袋で42kcal(1粒1.5g約3kcal)と低めなので、体重を気にせず口にする事が出来る。
シュガーレスでローカロリー
後味はとうがらし!『ブラックブラック<レッド>パウチ』を実食したら…
口に入れやすいサイズで、つるりとしていて手も汚れない
開封してみると、とうがらし香料使用とあるが、それほど香りは感じない。若干スパイシーがかったミントが香る程度だ。噛んでみると、カリッとした食感。あれ、あまり辛くない?
ガリっと噛み砕くような食感も眠気冷ましには良い
数回噛むと、スーッとした強いメントールが口の中を駆け抜けた。来た来た! そう思った瞬間、鼻を抜ける強烈なミントの辛さが、口に広がる。その後に、ピリッとするような感覚があった。不思議な刺激。噛むに連れ、ミントが薄れてとうがらしのピリピリ感が残る。これがとうがらしの威力か。
しかし、メントールが強烈なので、とうがらしの味はあまり感じない。スーッとした中に残るピリッとした後味や、口の中が熱くなる感覚がとうがらしだ。ガムを出した後も口の中が熱く、ピリピリ感があった。
後から来るとうがらしの風味
確かに目が覚めるような辛さ! 刺激は長く続かないものの、一瞬目を覚ますには十分パンチの効いた味。車の運転など、まずは目覚めなくてはならない時に役立ちそう。仕事のリフレッシュや、勉強の眠気覚ましにも重宝しそうだ。
味そのものは長続きしないが、その一瞬で目覚めさせるには十分
『ブラックブラック<レッド>パウチ』は、全国のスーパーやコンビニ、オンラインショップなどで購入が可能だ。
公式サイトはこちら
記者
玉恵
造形デザイン・カメラマンを経てライターに転身。ライター歴7年。好奇心旺盛でとにかく食いしん坊。北海道のド田舎出身。
photo by 尹 哲郎