透明コーラのトクホは初! 久々のNEXブランド復活作『PEPSI NEXII(ペプシ ネックスツー)』を飲んだ!
飲むものは透明であればあるほどいいという風潮がある昨今のドリンクシーン。人気のフレーバーウォーターもほぼどれも透明。それでいてさまざまなフルーツの味がするというのが基本だ。そんな中、ペプシもコーラを透明化させた上、トクホ飲料として『PEPSI NEXII(ペプシ ネックスツー)』を誕生させた。
お久しぶりのお帰りなさい。NEXブランドのセカンドステージは食物繊維入りのヘルシークリアコーラ
NEXと言われると懐かしい。2006年に登場した「PEPSI NEX」は日本オリジナルとして誕生したゼロ系コーラだが、いつの間にか市場から消えてしまい、その後に「J-コーラ」が現れたと思ったら、今では「ジャパンコーラ」になっているという流れになっている。
ただ2012年登場のトクホの「ペプシスペシャル」は生き残ったままだし、ラインナップはいささかややこしい状態なのがペプシ。そこに忘れた頃にやってきたNEX後継コーラが、サントリー食品インターナショナル『PEPSI NEXII(ペプシ ネックスツー)』(490ml・希望小売価格 税抜170円・2019年9月10日発売)である。ケイスケ・ホンダがCMでプッシュしている製品だ。
その復活劇は、透明になって、トクホという新たな価値を提示することとなった。トクホ内容は”難消化性デキストリン(食物繊維)の働きにより、食事から摂取した脂肪の吸収を抑えて排出を増加させ、食後の血中中性脂肪の上昇をおだやかにする”というポピュラーなもの。
さて、実際問題としてどんな感じになっているのだろう。
まるっきり透明だけれど、コーラの味と香りがするミステリアス
透明コーラは初めてではないが、やはり透明なのにコーラの香りがしたり、味がするのはやはり不思議だ。目を閉じて飲むと、確かにサイダーには存在しないコーラ感がある。そもそもコーラ感の正体とは何かというと、一般的に各種スパイス、フルーツとカラメル感だという。その感じは強くはないが、ある。
ただ目を開けてしまうと、もういけない。どうしても透明を見てしまうと、サイダー方向に感覚がスイッチしてしまうのだ。つまり視覚もまた味覚のうちということか。
クリアな印象に引っ張られているのか、デキストリン感は少なめ。泡切れも良い。普通に美味しいコーラ味だと思う。ただこれでなくてはという決め手が今ひとつはっきりしないのと、復活させたNEXというコンセプトがどこにあるのかがわかりにくい。
同じトクホを選ぶなら「ペプシ スペシャル」という完成度の高いコーラ味がある。それだけにコーラに爽やかなクリア感を求める人限定でおすすめできると思った。
入手は全国のスーパー、コンビニエンスストアなどで可能だ。
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photo by 尹 哲郎