【飲み比べ】ついに全国展開! レモンサワー専門『檸檬堂(れもんどう)』の4種のこだわりを比較
コカ・コーラシステム初のアルコール飲料、2018年5月から九州限定で展開していたレモンサワー専門ブランド『檸檬堂』が、好評を博してついに全国展開となった! 独自の「前割りレモン」を使用した、4種類の異なるアルコール分と味わいが楽しめるラインナップとなっている。今回はレモンサワー好きの記者による4種すべての飲み比べを交えて、本商品を紹介していこう!
九州で支持を集めたブランドが満を持して全国展開!
1960年代に日本の酒場で誕生以来、おなじみのメニューとなったレモンサワー。基本的には焼酎やウォッカをベースにして炭酸と果汁を加えて割ったものだが、作り方次第でさまざまな味わいが楽しめるのが特徴だ。ちなみに、「チューハイ」と「サワー」という2つの呼び名が存在するが、意味としては同じもの。記者が飲んだくれてきた経験から言えば、焼酎の「チュー」とハイボールの「ハイ」を合わせた「チューハイ」のほうは大衆酒場に多い印象だ(そしてベースの焼酎が濃い)。
さて、『檸檬堂』のこだわりとして特筆されているのが、「前割り焼酎」にヒントを得た「前割りレモン」というもの。酒好きが嬉々として語る「前割り焼酎」とは、焼酎と水を前もってブレンドして数日間寝かしてから提供されるものだ。非常に飲みやすくすっきりとした味わいになるのが特徴で、「前割りレモン」は、まるごとすり下ろしたレモンをお酒に漬け込んだもの。これは美味いレモンサワーへの期待が高まる。
これまで九州で限定展開してきた『檸檬堂』が全国展開するにあたり、阿部寛さんが主演するTVCMも製作されている。ちなみにCMでも話題になっているが、『檸檬堂(れもんどう)』と読む。
日本コカ・コーラCMO(チーフマーケティングオフィサー)に就任した和佐高志さんのインタビューによると、
「九州のレモン缶チューハイ市場では『檸檬堂 定番レモン』がナンバーワンになるところまで支持されており、その一番の要因は味である」
「居酒屋で出てくるこだわりのクラフトレモンサワーが、缶チューハイで飲める」
というのが、『檸檬堂』のポイントだ。そこまでの味わい、レモンサワー好きの記者としては、ぜんぶ飲まずにはいられない!
こだわりレモンサワー4種を飲み比べ!
飲み比べ1番手は『檸檬堂 定番レモン』(350ml缶・希望小売価格 税抜150円・2018年5月28日発売)。パッケージは酒屋といえばの「前掛け」をモチーフにしており、お店で飲むレモンサワーの定番の美味しさを再現しているという。記者は最初の1杯目こそビールだが、宴が進むにつれてレモンサワーを頼む割合が増えてくるタイプだ。レモンの酸味がさっぱりしておいしい上に悪酔いしないのがいい。
それではさっそくコップに注いでみる。缶を開けると、爽やかなレモンの香りをしっかりと感じることができる。缶入りのレモンサワーでここまで新鮮な香りがするのもすごい。ひと口いただいてみると、レモンの酸味と苦味の両方をしっかり味わえる。たまに居酒屋でレモンスライスが大量に入ったレモンサワーが出てくることがあるが、そのイメージに近い。しっかりとレモンがそこにあるのを感じる。
ちなみに、アルコール分は5%ということだが、そこまでキツいアルコール感はない。爽やかでさっぱりとした飲みごたえなので、強いアルコールが苦手という方でもいけるかも。
グラスに注いで見るとわかるが、しっかりとレモンの果汁が浸っているような色合いだ。レモンサワーといえば、レモン汁を少量加えただけで色合いとしては透明というものも少なくないが、前割りレモン製法がしっかり効いているのだと感じる。
銀色のパッケージで落ち着いた印象の『檸檬堂 塩レモン』(350ml缶・希望小売価格 税抜150円・2018年5月28日発売)。塩で味を引き締めており、強いお酒が好きな人に向けて作られているとのこと。
色合いとしては、定番レモンよりもやや透明度が高いという印象。飲んでみると、さすがにアルコール感が強い口当たりだ。酸味よりもレモンのビターさが引き立っており、甘くないレモンサワーが好きだという人にぴったりの味わいだと感じた。
個人的には、塩レモンと謳っているからにはもう少し塩味がほしいところ。そんなときは、自宅にある塩をひとつまみちょい足しすることをオススメする。量は入れすぎない程度にお好みだが、これによってマイルドさが引き立つのだ。これはレモンサワーに限らず、宅飲みでのちょい足しアレンジとしてぜひ覚えておいてほしい。
ひとえにレモンサワーといっても、さまざまな味わいのバリエーションがあることを実感できる1杯だ。ビターテイストが好きな人には、こちらをオススメしたい!
『檸檬堂 はちみつレモン』(350ml缶・希望小売価格 税抜150円・2018年5月28日発売)は、ほんのり甘く仕上がった1杯が楽しめる。度数の強いお酒は苦手という人には、コチラ。
アルコール分は4種の中で最も低いので、飲みやすいお酒の部類。開封するとその名の通り、甘いはちみつの香りをダイレクトに感じる。いただいてみると、はちみつの味わいとレモンの酸味がハーフアンドハーフで、実によいバランスでブレンドされていると感じた。後味ははちみつの方が強い。
時期は過ぎてしまったが、夏の暑い時期に飲みたい一杯だ。来年の夏が楽しみである。
トリを飾るのは、やはり『檸檬堂 鬼レモン』(350ml缶・希望小売価格 税抜150円・2019年2月18日発売)だろう。ユーザーからの「美味しさとしっかりとしたアルコール感の両方を楽しみたい」というニーズに応えて、今年の2月にラインナップへ追加された商品だ。レモン1.5個分の果汁を贅沢に使用したガツンとくる1杯を堪能できる。
最近はアルコール分が9%のストロング系のお酒もめずらしくなくなったが、単純に酔いたいときでもやはり気になるのは味わいだ。
コップに注いでみると、レモンの絞り汁そのものと呼べるかのような濃厚な色合い。香りも同じく濃厚で、鬼の名を冠しているだけはある。ものすごく酸っぱいのだろうか……アルコールがどれだけ強力なのだろうか……と少しビビりながらも飲んでみると、酸味よりもビターで重厚な味わいが口の中に広がる。もちろんアルコールもしっかり感じることができ、力強いレモンサワーを堪能できた。
レモンサワーのラスボスと言えるような重厚さなので、美味しいが一気に飲まずにゆっくりと味わっていただきたいところ。逆にいうとただ度数の強いお酒というわけではない。レモンサワー好きなら一度は挑戦したい味だ。
4種類それぞれ違った個性を感じられる味わいなので、その日の気分によって飲み分けるのも楽しいだろう。
レモンサワー専門ブランド『檸檬堂』の4種は、沖縄県を除く全国のスーパー・コンビニなどの酒類取扱店で10月28日より発売中。宅飲みに新たな選択肢が加わり、お酒好きとしては非常に毎日が楽しみになった。ぜひ毎日の晩酌を選べる楽しさを味わってほしい!
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photo by 尹 哲郎