資料の行間にも楽々チキチキ書き込める世界最小0.28mmボール径超極細ボールペン『ジェットストリーム エッジ』の実力検証!
低粘度の油性インクでするするなめらかに書けて速乾という特徴の油性ボールペンとして2006年に発売、定番人気を誇る「ジェットストリーム」に新しい仲間が登場。これまで最細だった極細0.5mmよりもさらに世界最小0.28mmのボール径を持った『ジェットストリーム エッジ』だ。全国の細かい字書きたい派のみなさん、お待たせ!
するする書ける油性ボールペンのまま、限界まで細く書けてこれは楽しい!
ボールペンというものは先端にボールが仕込まれていて、回転しながら内部のインクを出して書けるからボールペンだ。油性と水性でキャラクターが違うが、するするなめらか度では、通常の油性よりも筆記抵抗を少なくしてするするなめらかなジェットストリームインクが人気だ。
水性インクの方がシャバシャバしているので、先端のボールが回転しなくてもインクはにじみ出てきて途切れることはないが、どうしても油性に比べて速乾性が劣る(にじみやすい)。油性インクは本来細字化に向いているのだが、実は開発は難しいのだという。
なぜなら粘度が高くにじみ出てきにくい油性インクの場合は、ボールがしっかり回転しなければインクが紙面に転写されないのだ。そのため、インクが狭い流路をきちんと通り、ボールの回転に追いつけるか、また、0.28mmボールの回転数に受け座の耐摩耗性はどうか、などの課題が山積みされていたという。
そうした課題に対して、あきらめずに挑戦し続け、見事解決したのが三菱鉛筆で、その成果が『ジェットストリーム エッジ』(ボール径0.28mm/黒・希望小売価格 税抜1,000円・2019年12月20日発売)である。
世界最小ボール径0.28mmで、油性史上まれに見る細さで書けるようになった。これはテンションが上がる。ボディデザインもすっきりシンプルで、大人的にはロゴが悪目立ちしないのも良いところ。
さあそれでは書いてみよう。最初はコツが掴めず多少の引っ掛かりを感じたが、思うよりも軽めの筆圧にすることで、なめらかに書くことができるようになった。紙をえぐるのではなく、ネコがぺろっと舐めるような感覚で書くと、するするとした油性ボールペンの感覚が味わえる。
デカいボール径のペンに比べればインクが上手に出る角度や筆圧は少しシビアだが、2、3分でなれる。どんどん小さな字が書ける。これは楽しい。メモ用途など自分しか読まないようなものはなるべくコンパクトにまとめたい派なので、小さい字が書けるのは非常にうれしい。
そもそも打ち合わせなどでは資料の行間にメモした方が早いし、わかりやすい。そういう時にこの超極細のペン先を軽く遊ばせると、狭い間にもよく書ける。これはすごく便利だ。そもそもデカい文字で複数枚にわたってメモをとると全貌が見えにくいではないか。
まあ調子に乗って小さい字を追求していたら、自分の視力を超える小ささで書いて判読できなくなってしまったけれど…。
ワイヤーフレームタイプの軽いクリップ感も使いやすい。本体カラーバリエーションは全5色。入手は全国の文房具店、雑貨店などで可能だ。
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photo by 清水葉子