子年の特製ペン、クロス『2020イヤー・オブ・ザ・ラット』は目の覚めるようなブルーとゴールドに思わず目を奪われる!

 

2020年が幕を開けた。筆記具好きにとって、毎年この時期の楽しみの1つは『CROSS(以下、クロス)』の中国の十二支をモチーフにした「イヤー・オブ・ザ」シリーズである。シリーズ第9弾となる今年は『2020イヤー・オブ・ザ・ラット』。文字通り「子年」のデザインで、2019年11月に発売となった。使用されたモデルは、「タウンゼント」(希望小売価格 税抜40,000円~60,000円)「ソバージュ」(希望小売価格 税抜30,000円~45,000円)の2種類。その魅力を詳しく掘り下げて紹介しよう。

 

エキゾチックな彫刻で3種類のペンを選べる

この「イヤー・オブ・ザ」シリーズでいつも驚かされるのが、ペン軸に彫刻された干支のデザイン。「十二支」が中国発祥ということで、そのデザインが中国風なのだ。今年は子年、果たしてどのようなネズミが描かれているのか見てみると(写真上)、従来までと同様に23金ゴールドを使用した彫刻ラインが刻まれている。

日本風とはかけ離れた、このシリーズならではの不思議な雰囲気が魅力。

そして今年2020のイメージカラーはブルー。鮮烈で透明感があり、まさに目が覚めるようなインパクトを持つ。

 

『タウンゼント』(万年筆 税抜60,000円、セレクチップローラーボール 税抜45,000円、ボールペン 税抜40,000円)ソバージュ』(万年筆 税抜45,000円、セレクチップローラーボール 税抜35,000円、ボールペン 税抜30,000円)、どちらのシルエットを選んでも、万年筆、キャップ式のセレクチップローラーボール、回転繰り出し式ボールペンの3種類のラインナップを取り揃える。

万年筆のペン先は、M字F字、セレクチップローラーボールは、黒M字のジェルインク(水性)が標準リフィルで、ほかにボールペン(油性)、ポーラス芯(水性)からセレクトできるのが特長だ。ボールペンは、黒M字が標準リフィルとなっている。

「鼠年特別珍蔵版」と書かれたパッケージにボックス、ペンスタンドなどが同梱される。

どのモデルにもクロスならではの機構上の永久保証が付き、メカニズムに関する故障であれば、使用年数にかかわらず永久に無償で交換・修理が保証されている。また、豪華なラグジュアリーボックスと特製スリーブが付属する。

 

堂々たるステータスを誇る「タウンゼント」

さて、「クロス」の筆記具といえば、やはり「タウンゼント」が象徴的だ。アメリカ最古の歴史を持つ筆記具ブランドで、創業者の息子の名を拝したそのペンは、ずっしりとした重量感とペン軸の太さを持ち、ビジネスシーンにおいても圧倒的な存在感を示す。歴代アメリカ大統領も使用する、まさにクロスを代表するモデルだ。

クロスの“お約束”である円錐形のコニカルトップの先端部には、美しいブルーのスワロフスキーⓇクリスタルの装飾が施され、その年の記念モデルにふさわしい煌びやかな華やかさを備える。

 

また「タウンゼント」のトレードマークであるボディ中央部のダブルリングはもちろん、クリップや口金などは23金ゴールドプレート製、真鍮ベースのボディは透明感のあるブルーラッカーで塗装されている。

当サイトでも幾度かご紹介しているが、クロスのセレクチップローラーボールの水性ジェルインクの書き味は秀逸で、まるで太字の万年筆で筆記しているかのような感覚を楽しめる。軸を少し斜めにし、力を込めると太字、力を抜くと細字で、筆で書いているかのような滑らかで自由な書体を表現できるのだ。

 

M字、F字が選べる万年筆のペン先はどちらも18金製で、コンバーターとカートリッジインクの両方に対応している。

 

柔らかな曲線のシルエットが魅力の「ソバージュ」

今年の「イヤー・オブ・ザ」シリーズでは、「タウンゼント」のほかに「ソバージュ」が選べるのも嬉しいところ。男性的でビジネスシーン向きの「タウンゼント」に対し、女性的な魅力を持つモデルになっているからだ。

曲線が美しい「ソバージュ」のイヤー・オブ・ザ・ラットシリーズ。

キャップを外してみるとよくわかるのだが、「ソバージュ」は軸径の一番太い部分では「タウンゼント」を上回るサイズを持っているものの、そこからペン軸の両端にかけて美しいラインで細くくびれていくのだ。長さは「タウンゼント」よりも17mmほど短く、重量もやや軽い。

さらに「ソバージュ」のもう1つの大きな特徴は、フラットトップの形状を持つこと。コニカルトップが標準のクロスのラインナップの中にあって、これは非常に珍しいモデルなのである。

そして、そのフラットトップの先端部には、漢字で「鼠」の文字が彫刻されている。

このクロス『2020イヤー・オブ・ザ・ラット』は、子年生まれの方はもちろん、今年定年退職される方、合格・就職祝いなど、特別な記念となるプレゼントとして最適と言える。

また、今年は「タウンゼント」に加え、2016年の申年以来となる「ソバージュ」も加わったため、女性へのプレゼントの選択肢が広がった。

 

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記者

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渡辺 穣

複数の雑誌のデスク・編集長等を経てフリーライター/エディター。主にビジネス/経済系の著書・記事多数。一橋大学法学部卒。八ヶ岳山麓に移住して20年以上。趣味は、スキー、ゴルフ、ピアノ、焚き火、ドライブ。山と海と酒とモーツァルトを愛する。札幌生まれ。

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