ちびだら飲みの元祖に微糖バージョン『クラフトボス スペシャルティ微糖』【糖類オフ】
2017年にデビューしたところ3日で出荷停止という売れすぎ伝説を持つクラフトボス。世間にちびだら飲みを普及させた第一人者ブランドである。あれから3年、実はまだなかった微糖タイプ『クラフトボス スペシャルティ微糖』が登場した。あまり糖分を取りたくない人にうれしい知らせである。
微糖とは甘さ基準ではなく、糖類使用基準である。では『クラフトボス スペシャルティ微糖』の甘さはどうなのか?
勘違いされがちだが、微糖コーヒーというのは、甘さ控えめというわけではない。むしろ多くのメーカーでは、甘さを通常よりも強調していることが多いのだ。どちらかというとカロリー控えめ、糖質オフ的な意味合いで捉えたほうがいいのだ。
なのでこのサントリー食品インターナショナル『クラフトボス スペシャルティ微糖』(500ml・希望小売価格 税抜170円・2020年3月3日発売)も、糖類を45%オフして作り上げらている。正確には糖質制限ダイエットやロカボ食で問題になるのは糖質なので、そのまま糖質も45%オフかというとそういうわけではないので注意が必要だ。
ただ1本あたりでエネルギー115kcal、炭水化物(糖質)21g(糖類18g)というのは、この大容量を考えるとけっこう優秀だと思う。
あとは味の問題だ。おいしくなければ意味がない。しかし使用しているのが果糖ぶどう糖液糖ではなく、自然の甘さを生み出せる砂糖使用で、ボス系で評価の高い国内産牛乳が、原材料のトップに来るくらい(多い順に表記するルールがある)たっぷり使っているのが期待できる。
それでは飲んでみよう。
ルックスはおなじみのフォルム。持つとズシッときて柔らかいペットボトルがふんにゃり凹むタイプ。微糖とはいうものの、ミルクたっぷりなのは色でわかる。キャップをひねると本格的なコーヒーの香りがして驚いた。
“スペシャルティ”を名乗っているだけあって、豆の選別、焙煎、抽出にこだわり、5種類のコーヒー豆をブレンドしているという。そのうちの1種類は、最高等級のブラジルをこの商品ために開発したのだとか。
実際に飲んでみると、たしかに雑味のなさはスペシャルティコーヒー系の雑味のないすっきり感がある。ただそれと同時にコクもしっかりあり、牛乳と混ざることで深みと軽さを同時に感じさせるという離れ業を成し遂げているのが特徴だ。
甘さは微糖だけれど、控えめ。飲みやすくするための程よい甘みに抑えられている。ちびだら飲みにも適しているが、のど越しがいいので、グイグイ飲める。糖を取りすぎたくない人にとってうれしいオフ系コーヒーである。
入手はスーパー、コンビニエンスストアなどで可能だ。
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photo by 尹 哲郎