そろそろ母の日のプレゼントを何にしようかと考えている人も多いのではないだろうか。今年はいつもとちょっと違う特別なカステラをあげてみるのはどうだろう。以前も文明堂東京の『特別仕立（とくべつじたて）カステラ』を紹介しているが、「『母の日』バージョンだとどうなる？」というのが、今回の記事の目的。ひと足お先に『母の日カステラ』と、贈答品の定番『母の日 特撰五三カステラ』を取り寄せしてみた感想をレポートする！

「母の日」ならではの華やかな特別包装もポイントに！

今回紹介するのは、株式会社文明堂東京（東京都新宿区）からイベントごとに毎年発売されている「特別仕立」のカステラに、「母の日」向けのイラストとメッセージを入れた『母の日カステラ』（特1号、特2号）と、母の日限定デザインを包装にほどこした高級感たっぷりの『母の日特撰五三カステラ』の3アイテム。

まずは『母の日カステラ　特1号』（希望小売価格 税込1,620円※期間限定）と『母の日カステラ　特2号』（希望小売価格 税込2,160円※期間限定）から。

赤いカーネーション柄のピンクの包装紙に、手書き風のフォントの「お母さんありがとう」という文字とともに、「文明堂」のロゴがプリントされている。カーネーションの花束や鉢植えもきっと喜ばれるには違いないが、「花より団子」という人にはこちらの方がよりアピールできそうだ。

一方、『母の日特撰五三カステラ』（希望小売価格 税込3,240円※期間限定）は打って変わって、パッケージからしてグッと高級感が漂うデザイン。箔押しされた金色の包装紙に同じくカーネーションの花のイラストと「お母さんありがとう」という文字がプリントされたしおりが、金の紐で留められている。

包装紙をはがすとこんな感じ。『特撰五三カステラ』はもちろん「母の日」以外にも贈答品の定番商品として活用できるので、中身は通常版と同じだが、桐の箱に入っていて特別感は抜群。

「お母さんありがとう」のメッセージがカステラにも！

外箱を開けると、『母の日カステラ　特1号』と『母の日カステラ　特2号』は、透明のケース越しに「お母さんありがとう」のメッセージカードを模したイラストとカーネーションの花のイラストが。『特撰五三カステラ』はカットされたカステラが10切ずらりと入っている。

ちなみに右が「特1号」で左が「特2号」。特1号はピンクと白の2色刷り。特2号はピンクと白と緑の3色刷りという違いがある。透明ケースの蓋を開けると、透明のシートがプリント面にのせてあるのだが、ゆっくり丁寧にはがさないと、せっかくのプリントが剥げてしまうので要注意！

至近距離で見ても、プリントのクオリティの高さはピカイチ。あまりの可愛らしさにこのままずっと取っておきたくなるが、当然ながら、食べるためには包丁を入れる必要がある。食べる分だけ切り分けられるのも、この商品ならではの特長だと言える。

味については、前回のレポートにも詳しいが、「ハニーカステラ」ではオレンジ蜂蜜の上品な香りとコクのある甘みが味わえる。

底の部分にザラメがついておらず、軽めの食感が楽しめる。一度は「これくらいにしておこうかな…？」と薄めにカットしたものの、気づいたらペロリと食べられてしまって驚いた。まるでお母さんの手のぬくもりをイメージしたようなふっくらとした優しい味わいは、家族団らんで一緒に食べることで、より一層美味しく感じられるような気がする。

「特撰」と言う名にふさわしい、究極のカステラの味わいに驚愕

続いては、『特撰五三カステラ』をおためし。こちらの原材料は卵、砂糖、水あめ、小麦粉のみ。

シンプルな原材料だからこそ、生地の味に直結するため、一つひとつにこだわって作られているのだという。粒子の細かい小麦粉で食感をととのえてから、徳島県産和三盆糖と卵黄を増してコクを出し、さらにしっとり感を保つため大粒のザラメを使用している、といった工程だ。

「ザラメには水分を吸収する働きがある」と先日テレビ番組でも紹介されていたが、大粒のザラメが下にあることで、しっとりしているだけでなく食感にも豊かさが感じられる。まさしく老舗のプライドがたっぷり詰まった「特撰品」という名にふさわしい一品と言えるだろう。日ごろの感謝の気持ちを伝えるには、うってつけのプレゼントになりそうだ。

『母の日カステラ』と定番の『母の日特撰五三カステラ』は、いずれも5月10日（日）の母の日までの期間限定で、文明堂の各店舗とオンラインショップにて購入できる。

公式オンラインショップでは5月8日（金）14時まで予約受付中。店舗ではこれら3つ以外の限定商品も含め、4月24日（金）より販売開始予定。

記者

渡邊 玲子

好奇心旺盛で新しもの好き。得意ジャンルはエンタメ、ファッション、美味しいもの。東京都在住。

この記者の記事一覧

photo by 尹 哲郎