『ippo!丸つけ用赤青えんぴつ』は、なぜ10年以上愛される? 従来の赤えんぴつと比較検証
小学生の必需品ともいえる“赤えんぴつ”。数ある商品の中で、発売から10年経った今でも売り上げが伸び続けているのが『ippo!丸つけ用赤青えんぴつ』だ。赤色と青色がひとつになった、丸つけに最適というこの1本。さっそく人気の理由に迫ってみよう!
白色度の低い紙でも見やすい!丸つけ専用の赤えんぴつ
株式会社トンボ鉛筆の『ippo!丸つけ用赤青えんぴつ』(1ダース12本・税別720円・発売中)は、赤えんぴつと青えんぴつが1本になった赤青えんぴつ。発売から10年以上経った今なお、売り上げが伸びているという商品の人気の秘密はどこにあるのだろう?
実は、従来「赤えんぴつ」と呼んでいた色芯は「朱色(Vermilion)」。言われてみれば、たしかに真っ赤ではなくオレンジに近い色味で丸を付けていた小学生時代のプリントを思い出す。
そんな中、『ippo!丸つけ用赤青えんぴつ』の芯は朱色と赤(red)の中間色で、丸つけ専用に作った赤色。白色度の低いノートや再生紙でも綺麗に発色し、丸や文字が見やすいという。
また間違った答えを直した後、2回目の丸付けには青えんぴつ(藍色)が便利。
一度間違えた問題、つまりは“ミスしやすい箇所”を一目でチェックできるため、復習が習慣化しやすく、家庭学習にもおすすめだ。
3種類の赤を書き比べ!結果は…?
では、実際に『ippo!丸つけ用赤青えんぴつ』の「丸付け専用の赤色」と「朱色」と「赤色」の3色を比べてみよう。
まずは朱色である「従来の赤えんぴつ」から。少しオレンジがかった明るい色で、文字を書いてみると、たしかに紙に馴染んでしまっている印象。(写真左)。
続いて「赤色(通常の色えんぴつの赤)」を使ってみると、青味がかった赤でやや暗い印象(写真右)。
どちらも、紙が真っ白のドリルなら良いかもしれないが、再生紙を用いたノートやプリントでは少し見にくそうだ。
一方で、そんな2色の中間色といえる『ippo!丸つけ用赤青えんぴつ』は、落ち着いた色味ながらも発色がよく、文字が見やすく感じた(写真中央)。
ここで、たまたま現れた夫に3本で書いた文字を見せ、「どれが一番読みやすい?」と質問してみた。
すると、『ippo!丸つけ用赤青えんぴつ』の文字を選択。記者に先入観があったわけではなく、やはり『ippo!丸つけ用赤青えんぴつ』で書いた文字は見やすいのである。
一見同じように見える“赤いえんぴつ”だが、実際に書き比べてみて、こんなにも違いがあることに驚いた。
検証前、「全部同じ赤でしょ!? そんなに違いがあるかな?」と疑っていた自分が恥ずかしい…。
さらに丸軸の赤えんぴつが多い中、『ippo!丸つけ用赤青えんぴつ』は持ちやすい六角軸。教科書やノートを広げた小学校の狭い机の上でも、コロコロと転がっていくことがないので安心だ。
便利な赤青えんぴつ!小学生が実際に使った感想とは
翌日、学校からの課題の丸つけに『ippo!丸つけ用赤青えんぴつ』を使用してみたところ、“マル”を書くこと自体に不慣れな次男(2年生)の弱々しい筆圧でもしっかりと発色。
そして、一度ミスしたところを青で修正すると、たしかにどこを間違えたのかが一目瞭然である。
これまで何度言っても答えに“単位”を書き忘れてしまう息子だったが、「青丸を減らしたい」と意欲が湧くようで、その後は意識的に“単位”を書いていた。
ちなみに5年生の長男曰く、「教科書とかノートに線を引くときも、2色あると便利だよね」とのこと。課題を終えた次男は「書きやすいし、赤と青が半分ずつなのがカッコイイ!」と嬉しそうだった。
購入しやすい2本パック&単色タイプもラインナップ
『ippo!丸つけ用赤青えんぴつ』はダース箱のほか、2本パック(税抜価格120円)もラインナップ。また今回紹介した「赤青えんぴつ」以外に、単色の「赤えんぴつ」「青えんぴつ」もあるので、使用するシーンや学校からの指定などに合わせて選ぶことができる。
家庭での勉強時間が増えている今は、改めて子どもの文具を見直す良い機会。毎日のように使うアイテムだからこそ、一度は『ippo!丸つけ用赤青えんぴつ』の快適さを親子で味わってみてはいかがだろうか。購入は、全国の文具店などで。
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photo by 尹 哲郎