ハーマンカードン初の完全無線カナル型イヤホン『FLY TWS(フライトゥルーワイヤレス)』は本格リスニングと会話も両立可能でレザー調がソソる!
JBL、AKGなど高級オーディオブランドを多数擁するハーマンインターナショナルのエレガントライン・ハーマンカードン初の完全ワイヤレスイヤホンが『FLY TWS(フライトゥルーワイヤレス)』。レザー調のデザインにまずシビレるが、その機能の方もかなり充実している模様だ。
落ち着いた雰囲気をたたえた『FLY TWS』は信頼の音質と現代的機能がマッチした大人のためのスタイリッシュ・イヤホン!
BMWやメルセデス・ベンツ、MINI、サーブ、ランドローバーなどの海外高級車に搭載されるオーディオブランドとしても知られるハーマンカードン(Harman Kardon)。そんな大人ならではの贅沢なシチュエーションにもふさわしい音質とデザインを両立しているブランドである。
そんなハーマンカードンの歴史上初の完全ワイヤレス・カナル型イヤホンがハーマンインターナショナル『FLY TWS(フライトゥルーワイヤレス)』(左右合計14.6g/充電ケース約59.2g・希望小売価格 税込21,780円・2020年4月24日発売)である。
ちなみにカナル型とは近年主流の耳穴にイヤーピースを挿入するタイプのイヤホン。耳穴に押し当てるだけのインナーイヤータイプや耳かけ型と違い、音漏れが少なく、密閉される分豊かな音表現を細かく聴き取れるのが特徴だ。
ちなみに最初から付属しているイヤーピースのサイズが合わなくても大丈夫。3サイズが付属しているので、自分に合うものを選べばいい。
名門オーディオブランドということで、現代社会情勢にはなかなかマッチしてくれてない気もするが、この『FLY TWS』はそうではない。まず本体操作はタッチコントロールが可能。さらに「Google アシスタント」や「Amazon Alexa」のようなスマートスピーカーにも対応している。
さらに耳から外さないまま、表面をサッとスワイプすることで、レジ精算時や、隣の人と会話ができるようになる「トークスルー機能」、ジョギング時など、安全のために周囲の音を聞き取れるようにする「アンビエントアウェア機能」を搭載しており、防水(IPX5)設計でもある。
もちろんiPhoneなどの純正イヤホン同様、着信時もそのままハンズフリー通話に移行できる。
やわらかなサウンドが心身を癒してくれる『FLY TWS』。ヴォーカリストの息遣いまで聴き取れる高音質で、さらに専用アプリでイコライジングも!
ここまで使い勝手機能を紹介してきたが、もちろん音質的にも専用アプリを導入することで自分好みにイコライジングできるなど、音楽リスニングに関しても申し分ない。さすがハーマンカードンシグネチャーサウンド ダイナミック5.6mmドライバー搭載だけある。
音楽にきっちり没入できる高音質は、今まで自分が聴いてきた音楽をもう一度改めて聴き直したくなるし、近年ブームのハイレゾ音源を入手したくもなるクオリティだと思う。
接続はBluetoothで、iPhoneとの同期は何の問題もなくスッと繋がった。だがここで問題発生。本体表面をサッと撫でる(スワイプする)ことで音量調整などをコントロールできるはずなのだが、それがけっこう難儀するのだ。
コツを掴めば簡単なのかもしれないが、記者はどうしても反応しない時が多々あった。レジ前でスッと本体をスワイプしてトークスルーにするのに憧れていたが、どうもけっこうな確率で反応せず、ちょっとヘンな空気になってしまったことがあった。そこら辺はちょっと訓練が必要かもしれない。
充電ケースまでかっこいい。ビジネスシーンでも違和感なく装着できるクールな見た目
正直大人イヤホンを考える時、カラフルすぎたり、目立ったりというのは避けたいところではある。スーツ着用のビジネス現場ではとくに。そんな時でも悪目立ちしないのはやはりいい。
ケースで充電しつつ使えば最大20時間の使用も可能なので、通勤通学には十分すぎるスペックだろう。価格とともに、ちょっと使う人を選ぶかな(でも使いたいな)と思わせるモノとしての魅力にも溢れた製品だった。
入手はSoftBank SELECTION オンラインショップやPayPayモール、全国の家電量販店(一部店舗を除く)などで可能だ。
「商品協力:SB C&S」
【スペック】
再生時間:イヤホン本体:最大約6時間。充電ケース併用:最大約20時間。
バッテリー:55mA / 3.7V
充電時間:約2時間
Bluetooth規格:Version5.0
対応プロファイル:A2DP 1.3, AVRCP 1.5, HFP 1.6
同梱物:充電用ケーブル(Type-C)、イヤーチップ3サイズ(S,M,L)、充電対応イヤホンケース
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photo by 尹 哲郎