【飲んでも酔わない】仕事中でもOKな『ノンアルドリンク大集合』ビールに日本酒、ハイボール味…!?【飲み比べ】

6ジャンルのノンアルコール飲料を飲み比べ!

 

あなたは仕事中の気分転換に何を飲んでいるだろうか。オフィスでは周りの目もあってコーヒーやお茶が当たり前だったが、リモートワークの普及によりノンアルコール飲料の人気が上昇している。そこで今回は飲んでも酔わない『ノンアルドリンク大集合』と題して、ビールテイストや日本酒テイストなど6ジャンルから発売されているノンアルコール飲料をピックアップしてその味わいを確かめてみよう。

 

ノンアルコール飲料は右肩上がり。各ジャンルから1本ずつピックアップして紹介

在宅による健康志向の高まりから就業後でもノンアルコール飲料を飲む人が増えており、お酒離れは全世代にわたって波及しつつある。例えばキリンビールの新商品『キリン グリーンズフリー』は発売からわずか3か月半で販売数量が1,000万本を突破するなど、その勢いは凄まじい。

ノンアルコール飲料と言えばビールを思い浮かべがちだが、調査してみるとハイボールや梅酒、さらには日本酒やスパークリングワインなど様々なテイストが販売されている。そこで今回は飲んでも酔わない『ノンアルドリンク大集合』と題して、各ジャンルの代表選手をセレクトして、それぞれの商品特徴と飲んだ感想を紹介する。

 

【酔わないビール!?】『キリン グリーンズフリー』

1本目はビールテイスト代表、キリンビール『キリン グリーンズフリー』(350ml缶・実勢価格 税抜98円・2020年4月3日発売)。先ほど紹介した通り、発売3か月半で販売数量1,000万本を突破した人気商品だ。

新ジャンルも値上がりしたし、切り替えるいいタイミングかもね

その秘密は自然派ビールテイスト炭酸飲料として香料・人工甘味料無添加にこだわっていること。ビールの原料と同じ麦・ホップ・水を主な原材料とし、自然派(ビールテイスト)製法によって素材の香りを引き出しながら「ビールらしさ」、「爽快感」、「健康」を満足する1本となっている。

米発酵エキス使用

パッケージの3本ラインは麦・ホップ・水の主な原材料を表すもの。お馴染みのロゴマークは品質への自信の表れだ。

 

香りは透明感のあるホップの爽やかな印象。麦の濃厚な香りは控えめ。見た目は完全にビールそのものだが果たして味はどうだろうか。

ホップの爽快感を喉で感じながらゴクゴクっと流し込んでいく。無添加で作られた雑味のない美味しさは身体が素直に受け入れてくれる味わい。仕事終わりの1杯や汗をかいた後に飲みたい1本だ。

 

香りと同様やはりビールらしいコクの深さはないが、後味にくるキュッとした酸味やほんの少しの苦みなど、味わってみると色んなアプローチがあって面白い。ホップの爽やかな味わいを楽しみたい人には特におすすめだ。

1本あたりのエネルギーは31.5kcal、糖質は約7.35g

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【酔わない日本酒!?】『月桂冠 スペシャルフリー』

2本目は日本酒テイスト代表、月桂冠株式会社(京都府京都市)の『月桂冠 スペシャルフリー』(245ml瓶・実勢価格 税抜380円・2020年8月26日発売)。日本酒にノンアルコールがあるの? と驚く人も多いだろう。記者も知ったときは半信半疑だった。調べてみるとまだ国内では2種類しか発売されておらず、まだまだ開拓されたばかりのジャンルのようだ。なお、もう1種類は「零の雫」。

2014年にはもう存在していたノンアルコール日本酒

『スペシャルフリー』が目指したのは大吟醸酒の香味。初心者にもおすすめされている飲みやすい日本酒の種類で、精米歩合50%以上のクリアな味わいやフルーティな香りをイメージして作られている。健康を気にする人にもうれしい糖質0gなので、日本酒NGの方にもおすすめの1本だ。

ゴクゴクと飲めば多少辛さが効いてきたが、日本酒らしい飲み方ではない……

日本酒らしく瓶に入っているのも粋な計らい。これだけでも日本酒の雰囲気が味わえる。香りはお米らしさはなくフルーティな印象。

 

ドキドキする緊張感を抑えながらひと口含むと、優しい甘さと酸味が広がる。実は原材料に柚子抽出物が使われており、後味の良さを生み出しているのだ。ただ、酸味を加えてもかなり甘味が主張しており、日本酒の代わりだと思って飲むにはまだまだ物足りないと言わざるを得ないだろう。

日本酒らしいのは鼻に抜ける香り。分かりやすいほど広がるわけではないが、甘い香りが鼻孔をくすぐる余韻を楽しめる。食事と合わせるには甘すぎるので、デザートやフルーツなどとあわせるのがおすすめだ。

1本あたりのエネルギーは約12.25kcal、糖質は約0g

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【酔わないハイボール!?】 『アサヒスタイルバランス 香り華やぐハイボールテイスト』

どんどんいこう。3本目はアサヒビールよりハイボールテイスト代表『アサヒスタイルバランス 香り華やぐハイボールテイスト』(350ml缶・実勢価格 税抜98円・発売中)。サワーテイスト清涼飲料で唯一の機能性表示食品だ。

1本あたりのエネルギーは0kcal、糖質は1.2g

機能性関与成分には難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれており、食事に含まれる脂肪や糖分の吸収を抑える機能があると報告されている。また、エネルギーは0kcal、糖質は1本で1.2gと少なく、総合的に見ても健康志向の人にぴったりの1本となっている。

 

黄金に輝くパッケージを握りしめ、プルタブを開けると紛うことなきハイボールの香り。もちろんウイスキーは入っていない。

味の再現度も高くウイスキーの風味をしっかりと感じられる味わい。違うと分かっていても酔っている気分になってしまう。炭酸の刺激も強く爽快感も文句なし。苦みもなくゴクゴクと喉を鳴らしながら飲める仕上がりだ。

機能性表示食品ということもあり、やはり食事と合わせるのがベストな味わい。後味に風味がほとんど残らないので、揚げ物との相性が良さそう。「アサヒスタイルバランス」シリーズは他にも5種類ほどフレーバーが展開しており、ノンアルコール飲料でも色んな味を楽しめる、ハイボール好きの休肝日にぜひ手に取ってほしい。

 

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【酔わない梅酒!?】『酔わないウメッシュ』

いよいよ後半戦。4本目は梅酒テイスト代表、チョーヤ梅酒『酔わないウメッシュ』(350ml缶・実勢価格 税抜128円・発売中)。和歌山県産完熟南高梅を100%使用した果汁10%の梅酒ソーダテイストのノンアルコール飲料だ。

「さらりとした梅酒」でお馴染みのチョーヤ梅酒のノンアルコール梅酒。原材料には梅種子粉末まで使われる徹底ぶり

原材料は梅と砂糖と炭酸だけの自然派製法を採用。酸味料、香料、人工甘味料、着色料は一切使っておらず成分を気にする人にも優しい1本。ノンアルコール飲料は元の味わいを再現するために香料などを加えがちだが、梅をベースとするお酒ならではの強みが発揮された結果ともいえるだろう。

香りはかなり控えめで、うっすらと梅の青い匂いがする程度。

 

炭酸の刺激と一緒に優しく広がる梅の味わい。酸味も甘味も控えめでキュッとした刺激がなく飲みやすい仕上がりだ。その反面、アルコールがない分クセになるような引っ掛かりがなく物足りなさは否めない。

酸っぱいのが大好きな梅好きには物足りない

だがおそらくこれは計算のうちだろう。どんどんと飲み進めていると舌が慣れたのか梅の酸味やちょっとした渋みがはっきりと感じられるようになってくる。1本飲み終わるとちょうどいい感じに梅の味を堪能できた。梅飲料好きは一度トライしてみる価値はありそう。

1本あたりのエネルギーは約147kcal、糖質は約36.4g

 

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