【新発売】お気に入りの化粧水をミスト化可能に! 『スチーマー ナノケアEH-SA0B』を従来品愛用者が使ってみた
マスク生活が基本となり、生地の接触によるマスク荒れも問題となっているのが、昨今だ。美肌の基本は保湿にありと、化粧水でしっかりと肌に潤いを与えて土台を作ってと頑張っているのだが、どうも潤い感が物足りない。そんな人にはパナソニックの『スチーマー ナノケア EH-SA0B』がいい。温スチームと冷ミストはもちろんのこと、新機種にはお好みの化粧水をミストにする新機能が搭載された。「スチーマー ナノケア」愛用者の記者がさっそくチェックしてみる!
おうち肌ケアが捗(はかど)る「スチーマー ナノケア」という美肌マシーン
ナノサイズの温スチームによって保湿ができる「スチーマー ナノケア」がパワーアップ! パナソニック『スチーマー ナノケア EH-SA0B』(実勢価格 税込約54,000円・2020年11月1日発売)は、数年ぶりに発表となった新機種で、スチーマー ナノケア史上初となる「化粧水をミスト化」できる新機能が搭載された。
でも、専用の化粧水が必要なんでしょ!? と思いきや、特別なものは必要ない。自分が愛用している手持ちの化粧水が使えるとのこと。これはすごい。
マスクトラブルなど…今年は肌トラブルに悩まされた。そんな肌にご褒美を!
今年はマスクによる肌荒れに悩まされた人も多いはず。シミの増加、ニキビ、肌荒れの加速…マスクトラブルによる悩みは尽きない。
今までと同じようなお手入れの仕方では追い付かなくなっているとは感じながらも、何をどうしたらいいのか…肌ケア迷走中。
そんな肌トラブルを防ぐために使ってほしいのが『スチーマー ナノケア』だ。どんな時でも、肌ケアの基本はきちんと保湿をすることにある。特に冬は乾燥も厳しくなるので、しっかりと素肌力を上げる保湿をしていきたい。
記者は「スチーマー ナノケア」歴8年ほど。現在は、前機種の温スチームと冷ミストの温冷コースが搭載されているものを愛用している。今回はさらに化粧水をミスト化できる「化粧水ミスト」機能が搭載されたということで、使ってみるのが楽しみだ。
本体は、上品なオフホワイトカラーをしたボックス型。大理石柄のフタがおしゃれ。
内側は上品さのあるゴールドで高級感があり、お手入れの意識も高めてくれる。
温スチーム用の給水タンクは後ろに設置。
その他に、冷ミストタンク、化粧水ミストタンクがある。
選べるコースは、「温スチーム」「クリア肌」「ハリ/弾力」の3種類。これらのコースでは、給水タンクと冷ミストタンクを使う。化粧水ミストタンクはコース使用後の仕上げや、お風呂上がりやメイク前にもさっと使える。
それぞれのコースの違いは、「温スチーム」は温スチームのみ約12分間。たっぷりの温スチームを浴びたい時やクレンジングの時に。このモードでは冷ミストは使わない。
「クリア肌」は約13分30秒のコース。温スチームと冷ミストを交互に浴びることができる。
「ハリ/弾力」は約12分のコース。温スチームを11分間浴びた後、最後に冷ミストを1分間浴びることで肌を引き締める。
記者がよく使うのは「クリア肌」コース。温スチームで温めて、冷ミストで引き締めるのを繰り返すこのモードがお気に入りだ。
温スチームの量や勢いについては、前機種同様に申し分ない。たっぷりの温スチームが肌を柔らかくほぐしてくれる。
クレンジングの前に温スチームだけ浴びるのもおすすめ。メイクが浮くので、肌に普段をかけずスルリとメイクを落とすことができる。この温スチームを浴びた後の冷ミストもまた気持ちがいい。毛穴をキュッと引き締めてくれるので、肌に透明感が生まれる。
いつもの化粧水をミストで浴びるだけでこんなに違う!
さて、クリア肌コースを一通り終えた後に、お待ちかねの「化粧水ミスト」を浴びてみよう。いつも自分が使っている化粧水でOK。ナノケア専用品などを使う必要がなく、お気に入りの化粧水を使えるのが何と言ってもうれしい。
冷ミストタンクと同じ場所に設置をするので、タンクを入れ替える。
化粧水ミストを使う時は、ミストボタンを押し続ける。今までの機種でも、温スチームを浴びながら化粧水や美容液をつけていたので、化粧水をミストにしたところで、仕上がりにはそこまで差がないのでは?と思っていたのだが…!
ボタンを押すととても微細なミストが顔を包み込み、肌にスッと馴染む。スチームをした後は特にしっとりとした使い心地。化粧水ミストを浴びただけで、お肌がもっちりと潤っているのを感じた。
普段、手やコットンでつけている化粧水と同じはずなのに、しっとり感や肌馴染み感がまるで違う。霧のように細かいミストは、肌を濡らすという感じはなく潤いのベールをふわっとまとうような感覚。それが自分のお気に入りの化粧水でできるので、とにかく心地が良い。
いつもの化粧水では物足りなくなってきたかも…そんな風に感じていた肌も、しっかりと温スチームでケアした後に化粧水をミスト化して使うことで、改めてその化粧水の良さにも気が付けるはず。
今回、記者はサラリとしたテクスチャの化粧水を使ってみたが、ややとろみのあるようなテクスチャのものでも使用可能。ただし粘度の高い化粧水だとミストの粒が大きくなったりするので注意が必要だ。
ミストを浴びた後は、優しく手の平でおさえるだけ。肌に化粧水をミストすることで、手やコットンなどで塗る時とは違いこすらないから摩擦が少なくて済む。肌が敏感な時こそ使いやすかった。
使うものは清潔に! それぞれのタンクのお手入れも忘れずに!
使う時の注意点もいくつか。化粧水をミストにする時にはやはり周囲には気を付けた方がいい。
割とピンポイントで顔だけにミストを浴びることができるので、周囲に広がって汚れてしまうという感じはそこまでなかったが、化粧水ミストを使用するときは部屋着(濡れてもいいもの)や、デコルテの開いているバスローブなどでの使用がおすすめ。
使用するときは、微細な化粧水ミストを吸い込まないように、目や口をしっかりと閉じる必要もある。とは言っても、長時間使うものではなく約1分でミストは完了するので、気楽に使用することはできた。
化粧水の使用量は、満タンで約3.0ml。手やコットンを使う時よりやや多いくらい。化粧水ミスト単独でも使用できるのはいいところ。ズボラでも、ミストボタンを押せばいいだけ。
疲れている時や真夏の暑い時など、温スチームのケアを省いて化粧水ミストだけでケアするという使い方もできる。
もちろん、使用したら本体やタンクを清潔にしておくことが大切。清掃用のお掃除針とスポイトが付属している。
特に化粧水タンクは雑菌が繁殖しないように付属のスポイトを使い、1回ごとに掃除が必要になる。
お掃除針はミストが噴射される部分が詰まらないようにするためのもの。この辺りの手間はやはりかかってくるので、時間にも余裕が必要だろう。
記者が使っている前機種は給水タンクひとつだけだったので、取り外して乾かしておけばすぐに使えたのだが、新機種にはタンクが3つある。
また、冷ミストタンクと化粧水ミストタンクはそれぞれ同じ場所に設置するので、使用しない時には別に保管しておかなければならない。その辺りに関しては、工夫が必要になるだろう。
初期投資としてはややお値段が高いのが気になるかもしれないが、自分のペースで長く使っていけることを考えると満足できるはず。
マスク着用による肌荒れや冬の乾燥など、これからも肌にとって過酷な時期が続く。いつものお手入れでは追い付かないと感じている人はぜひ『スチーマー ナノケア』を取り入れてみて。おうち時間でケアしていけるので、充実した自分時間となるはず。外環境の変化に合わせて、肌ケアの方法も見直してみよう。
全国の家電量販店などで購入可能。
【スペック】
品番:EH-SA0B
電源方式:AC100 V(50-60 Hz)
消費電力:スチーム発生時 約580 W
ミスト発生時:約6 W
本体寸法:高さ16.8×幅17.6×奥行19.1 cm
本体質量:約1.9 kg
電源コード:約1.5 m
付属品:お掃除針、スポイト
公式サイトはこちら
photo by TAKE /蘭よう子/Official images