本場より辛いってどういうこと!?『明星 ラーメンぴあ 辛麺屋一輪(からめんやいちりん)監修 宮崎辛麺50辛』
「蒙古タンメン」人気やペヤング獄辛シリーズなどで、カップ麺もすっかり激辛ブーム。そんな中登場したのが宮崎ご当地麺の『明星 ラーメンぴあ 辛麺屋一輪監修 宮崎辛麺50辛』だ。
本場の「宮崎辛麺」をさらに辛くしてしまって人気の新名店「辛麺屋一輪」の最高レベル「マグマ」を再現
まず、辛いものに弱いわけではないが、好きなのは辛ウマ、むやみやたらに辛さを追求することはしないレベルの記者だという前提を説明しておきたい。なので暴力的な辛さは否定的な立場だ。
今回ベースとなっているのは、宮崎グルメ「チキン南蛮」発祥の地としても知られる宮崎県延岡市発祥「宮崎辛麺」だ。焼肉店や盛岡県でおなじみの冷麺に使われる韓国麺を使って、玉子、ニラ、ニンニクとともに真っ赤な唐辛子を使う醤油ベースの激辛麺である。すでにインスタント袋麺では『明星 チャルメラ 宮崎辛麺』が存在し、人気を博している。
ややこしいのは特徴の一つに、通称・こんにゃく麺が使用されているということ。しかしそば粉と小麦粉にでんぷんを加えて練られたその麺にはこんにゃくは使われていないのである。こんにゃくのようなツルツル食感というだけなのだ。
クセになるおいしさは嘘じゃない。マグマな辛さでも常人でも食べられる『明星 ラーメンぴあ 辛麺屋一輪監修 宮崎辛麺50辛』
明星食品『明星 ラーメンぴあ 辛麺屋一輪監修 宮崎辛麺50辛』(107gうち麺75g・希望小売価格 税抜245円・2021年1月18日発売)を監修した「辛麺屋 一輪」は、本場宮崎で人気の宮崎辛麺店「辛麺屋 輪」の東京進出店だ。
「輪」の最高レベル25辛よりもさらに辛い50辛(マグマ)を引っ提げて進出したところ、2020年8月発売の「ラーメンぴあ2021首都圏版」で”Neoご当地麺No.1″に選ばれた期待の新名店である。この店は通称・こんにゃく麺ではなく、低カロリーな本物のこんにゃく麺が選べるのが特徴だ(他の麺も選択可)。今回のカップ麺に関してはこんにゃくを使用しない麺がベースになっている模様。
それでは湯入れを始めよう。かやく(たまご、唐辛子、ニラ)と真っ赤な粉末スープを先入れして4分待ち。ふたを取り去ったら液体スープ投入。麺はノンフライのでんぷん入り中太麺だ。そうした作業中にグッと香りを吸い込んだら辛さでむせそうになった。
ぐるぐるかき回すと赤い唐辛子系の辛い匂いが沸き立ち、警戒心を煽る。大丈夫かな? そして一口、あ、うまい。唐辛子の辛さと玉子のフォローが合わせ技で、ニンニク・ニラが切れ味よく旨味の洪水を生み出す。
スープもむせる危険はあるけれど、飲めるレベル。なかなかの寸止め具合にうれしくなった。記者はこの辺で手を打ちたい軟弱な辛ウマファン。しっかり辛いが、舌を痛くしないギリギリのラインに喜びが極まった。ただこれは、激辛ファンだと少し物足りなく感じるのかもしれない。
もちろん記者は、素直においしいと思える範囲で最高の辛さという絶妙なバランスに感動したけれど。
入手は、全国のコンビニエンスストアやスーパーにて可能だ。
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photo by 尹 哲郎