本格芋焼酎の香りには健康にまつわるヒミツがあった?香り豊かでヘルシーな『白霧島』のお湯割りを堪能してみた!
本格焼酎は飲みにくい、と思う人もいるかもしれない。しかし家飲みには、実はヘルシーな本格焼酎がおすすめだ。というのも本格焼酎には、血栓溶解酵素を活性化させる効果やリラックス効果が期待できるとか。それなら、香り豊かな白麹仕込みの本格芋焼酎をためしてみよう。日々の晩酌が欠かせない酒好きの記者、霧島酒造の『白霧島』を、お湯割りで堪能してみたい。
本格焼酎が血栓症予防になる?その香りのヒミツとは
霧島酒造が行った「血栓症と飲酒習慣に関するインターネット調査」では、医師100名に聞いた「健康維持したい人におすすめするお酒は本格焼酎」だそう。何でも、本格焼酎は他のアルコール飲料と比べ、血栓溶解効果が高いらしい…。
そもそも血栓症…とはなんぞや?と思うかもしれない。
愛媛大学大学院抗加齢医学講座教授の伊賀瀬道也氏によると、
【「血栓症」とは生体の血管内で血液が凝固した「血栓」が血管を詰まらせて、身体の末梢の循環不全によって臓器障害を引き起こす病気のこと。生活習慣病といわれる高血圧、糖尿病、脂質異常症や肥満(BMI>25)、脱水などによって高まるが、特に今は運動不足になりやすいため、より注意が必要になる。】
とのこと。
確かになかなか外出がままならず、運動不足気味。お酒も飲みたいが、健康も気にはなる。
その点、本格焼酎は血栓溶解酵素の活性作用が、他のアルコール飲料に比べて高いことが知られている。実は、健康イメージの強いワインよりも、血栓溶解効果が約1.4倍高いのだとか。
乙類である本格焼酎は、1度しか蒸留をしない。これにより、甲類焼酎より原料本来の風味や個性的な香りが強く残るが、この香りにも血栓溶解効果が期待でき、リラックス効果も高いそうだ。
なんと…お家飲みにピッタリではないか…! もちろん、飲酒量には注意だが、適度な飲酒は血栓症の予防にもなるはず。
かつて乙類焼酎には、雑味や飲みにくさのイメージがあり、苦手意識を持っている人も多かった。1953年の税制改正で「甲・乙」と序列をつけて呼ぶようになったこともあり、どうしても乙類焼酎のイメージが悪く見えてしまっていたようだ。
それを払拭すべく、霧島酒造二代目社長の江夏順吉が、乙類焼酎を「本格焼酎」と呼称することを提案。正式に認められたのが1962年のことだ。本格焼酎の呼び方の背景に、そんな事情があったとは…。
確かに乙類焼酎よりは、本格焼酎のほうが美味しそうな印象。
それならば…いそいそと”平成宮崎酵母”由来の甘い香りが特徴の、霧島酒造の代表銘柄『白霧島』(900ml瓶・希望小売価格 税抜924円・発売中)を用意。1933年に商標登録された本格焼酎「霧島」を受け継ぎ、時代とともにその味わいを進化させてきた集大成となる本格芋焼酎だ。
今回は、芋のふくよかな香りを最大限に楽しめる、お湯割りでためしてみよう!
柔らかな香りたつ!白霧島のお湯割りを堪能
お湯割りを作るときのポイントは、先に温かいお湯を注ぐこと。次に、焼酎を注ぐことで、温度差から自然な対流が起き、香りが引き立ったまろやかな味わいが生み出されるのだそう。
ほどよいお湯割り目安は、お湯と焼酎が4:6。お湯を注ぎ…。
つぎに『白霧島』を注ぐ。
グラスを近づけると、香ばしい良い香り! まるで紅梅のような、華やかな芋の香りがする。
香りを十分堪能したら…さっそくいただく。柔らかい甘味と、香ばしい風味が口に広がった。口当たりがまろやかで、雑味がなく、のどをすっと通る。
お湯割りにすると、甘味の柔らかさと広がりが良い! 酒は大好きだが、大雑把な記者。いつも注ぐ順番や比率はまちまち。改めて作り方の大事さを実感した。香りの広がりが違うので、自宅での晩酌にぜひためしてみて欲しい。
『白霧島』のお湯割りは飲みやすく、本格焼酎を飲み慣れていない人でも楽しめる。甘く香ばしい香りは、食事と一緒はもちろん、リラックスしたいひと時のお供にも最適だ。
またカロリーは他の醸造酒に比べると低めで、プリン体や糖質はゼロでヘルシー。健康が気になる人にもおすすめだ。
購入は全国のスーパーやコンビニなどの酒類取扱店から。
公式サイトはこちらphoto by 玉恵