個性豊かなクラフトビール3種飲み比べ!『銀河高原ビール 小麦のビール/よなよなエール/インドの青鬼』
ブームが加熱する一方のクラフトビール。本来は小規模醸造所のビールを指していたこともあり、手作り感のある味わいが人気で、ハッと目をひくパッケージやネーミングも多いのも特徴だ。そんな個性豊かなクラフトビールから『銀河高原ビール 小麦のビール/よなよなエール/インドの青鬼』3種をピックアップ!物語を感じるネーミングとデザインに加え、そのこだわりの味を飲み比べてみたい。
手軽に買えるコンビニで販売中の3種
ビール好きなら手にしたことがあるかもしれない。今回ピックアップした3種は、個性的なネーミングとデザインで、パッと目をひくのが特徴だ。今まではオンラインショップや大手スーパーなどで販売していたが、今回コンビニでも販売を開始! さっそく3種を入手して、その味を確かめてみた。
銀河高原ビール 小麦のビール
銀河高原ビール(長野県)の看板製品『銀河高原ビール 小麦のビール』(350ml缶・希望小売価格 税込294円・発売中)は、ドイツ伝統の白ビール「へーフェ(酵母入り)ヴァイツェン」の、バナナのようなフルーティな香りと酵母による白い濁りが特徴だ。世界的な品評会で数々の受賞歴を持つ。
メタリックな水色の缶は、雪の降る夜空ようなキラキラした印象がある。星空を見上げるトナカイが、何か壮大な物語を思わせる。
飲み方のポイントは、まずグラスに半分注ぎ、缶を軽く振って酵母を混ぜてから、残りを注ぐとより美味しさが増す。
濁りのあるべっ甲のような水色で、泡は白くクリーミー。持続力は弱いが、炭酸が細かく口当たりが柔らかい。トロピカルで本当にバナナのような香り。小麦のビールというだけあって、パンのようなしっとりとした甘みがある。どうやら酵母による風味のようだ。
アルコール度数は5.5%だが、より軽く感じる。3種の中では一番甘みのあるビールで、ビールを苦いと感じる人や、飲み慣れていない人にもおすすめだ!
沖縄県を除く酒類取り扱い店舗のセブン-イレブン、沖縄県を除く全国のファミリーマート酒類取扱店(2021年10月19日〜期間限定)で販売中。
よなよなエール
ヤッホーブルーイング(長野県)の看板製品『よなよなエール』(350ml缶・希望小売価格 税込272円・発売中)は、柑橘類を思わせる香りが特徴の「アメリカンペールエール」。世界的なビール品評会で、8年連続金賞を受賞している。夜空に浮かぶ月と麦の穂のデザインが、大地が眠っているような印象だ。
ポイントは、ゆっくり注いで泡は少なめ。やや黄色味がかった泡は、薄い量でもしっかりとしていて持続力がある。
口に含むと、ホップのフルーティーで爽やかな風味。苦味の後に、酸味と甘みが香る。爽やかなグレープフルーツのような酸味だ。夜な夜なじっくり楽しみたくなる、コクが豊かな味わい。3種の中では一番コク深い。
アルコールは5.5%で、ちょうど良い重さのあるクラフトビールだ。ビールらしい味を楽しみたい人におすすめ!
沖縄県を除く全国のファミリーマート酒類取扱店舗で2021年10月5日より期間限定発売中。
インドの青鬼
ヤッホーブルーイング(長野県)『インドの青鬼』(350ml缶・希望小売価格 税込293円・発売中)は、劣化しにくいビールとして誕生した「インディアペールエール」。
深い紺色のパッケージには、青鬼のニヤリ顔。裏面に回せば、雲から顔を出す三日月が、これから青鬼たちが集まって月見酒でもするかのよう。
グラスに注いだ泡は、やや黄色味がかってモコモコしている。
フルーティーで南国のような、ホップのどっしりとした香り。舌の奥で感じる、オレンジのような重みのある苦味だ。ホップの苦味が後をひき、マスカットのような香りが余韻で残る。
唇の上で弾ける泡の感覚が心地良く、時間が経っても苦味にエグさがない。3種の中では一番苦味のあるビールだ。
アルコールは7%とやや高めなので、夜長にゆっくり飲んで楽しめる!
沖縄県を除く全国のファミリーマート酒類取扱店舗にて、2021年10月12日より数量限定で発売中。
実はこの3種、どれも原材料は麦芽5%未満とホップ。そう、同じなのだ!それでいてこの味と香りの違いに驚かされる。クラフトビールならではの、こだわりや手間から生み出される個性的な味を、ぜひ飲み比べてみて欲しい!
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photo by 尹 哲郎