【10周年】記念パッケージで登場した『勝浦タンタンメン』の漁師町が生んだうまさを体験!【食べてみた】
辛口ラーメンとして不動の人気を誇るタンタンメン(担々麺)。そこからローカルな発展を遂げた漁師町が生んだ味わい『勝浦タンタンメン』を食べてみた。
醤油ベースのスープにラー油が多く使われたラー油系に進化したローカルグルメ
タンタンメン(担々麺)と聞いて通常イメージするのは、ゴマや芝麻醤(ちーまーじゃん)によるゴマ感あふれるラーメンだろう。しかし千葉の漁師町・勝浦で独自の進化を遂げたのは、しょうゆ系でラー油系という、見た目の真っ赤な麺メニュー。
そもそもは発祥の大衆食堂「江ざわ」で、ゴマ感を出すための芝麻醤を入手できなかったことから、独自の勝浦タンタンメンが誕生したのだとか。ただそのしょうゆ系でラー油系という独自スタイルは熱狂で迎えられ、B級グルメの祭典「B-1グランプリ」で数々の賞を受賞するまでに成長した。
そんなローカル進化型タンタンメンをカップ麺として味わえるのが、エースコック『勝浦タンタンメン』(98gうち麺60g・希望小売価格 税込259円・2021年9月13日発売)である。今回は登場10周年を記念したパッケージが採用されている。
かやくは玉ねぎ、挽肉を再現した大豆加工品、ねぎで、麺はつるつるな丸刃のノンフライ麺だ。
湯入れ4分で、ノンフライ麺なのでスープを入れる前に麺をほぐしておく。仕上がると見た目はかなり真っ赤だ。
ルックスが激辛なので、恐る恐るスープから味わうと、見た目ほどには辛くない。それより心を捉えたのは、チキン&カツオをベースに、玉ねぎの甘み・風味を加えた独自のしょうゆスープの旨味である。もちろん辛みはきちんとあるのだけれど、旨味のインパクトの方が強い。
麺を味わうとつるつるの極み。すすると勢い余って喉奥に直接入り込みそうになるほどのつるつる。あまりにもつるつるで、素早くすするとスープが絡みにくく薄味になってしまうので注意。麺の弾力はかなり気持ちいいシコシコタイプ。
味も濃すぎず、ゆっくり食べればほどよいラー油の辛みとともに、おいしく味わえる。挽肉感を出している大豆加工品が、アクセントを添えて、飽きさせない。
入手は全国のスーパー、コンビニエンスストアなどで可能だ。
公式サイトはこちらphoto by 尹 哲郎