100%紙で作られたこれからの時代の『紙ファイル』に注目!
2030年に向けた持続可能な開発目標「SDGs」の推進により開発された、プラスチック製のクリアファイルに代わる環境に配慮した商品『紙ファイル』をご紹介する。100%紙で作られており、リサイクルも可能だ。
地球にやさしい紙づくりを
紙類パルプなどを手がけている春日製紙工業株式会社(静岡県)。昭和40年代には、クラフトパルプ工場から再生紙工場へと大きな転遷を遂げ、家庭紙、特更紙、紙加工の分野に着手し現在に至る。資源のリサイクルを永遠のテーマに掲げており、自然環境との調和をはかりながら、地球にやさしい紙づくりを行っている。
持続可能な開発目標SDGsとは?
最近、毎日のように耳にするSDGs。持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)の頭文字をとってエス・ディー・ジーズと呼ばれている。2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標のことで、17のゴール・169のターゲットから構成。貧困や不平等、気候変動、環境劣化、繁栄、平和と公正など、私たちが直面するグローバルな諸課題の解決を目指している。
紙のパイオニアが作る紙ファイル
近年、環境保全のために脱プラスチックが進んでいる背景から誕生したのが、100%紙で作られたリサイクルも可能な『紙ファイル』。クリアファイルと同じような形をしているが、すべて紙でできており、紙ファイルそのものへの印刷や書き込みも可能。現在、カラー展開は全部で6種類ある。
右側には切り込み部分がある。紙質は薄く、コピー用紙や上質紙と同じくらいの厚み。
半透明の紙ファイルは、中の印刷物が透けて見えるのが特長
白と半透明タイプがあるのでその違いを少しご紹介しよう。表紙が半透明のものは、トレーシングペーパーのように透けるので、クリアファイルの代替品としてもおすすめ!
紙ファイルそのものは普通の紙なので、印刷物を折れないように保護するというよりは、封筒のように数種類ある印刷物をまとめておくのに便利そう。
白はうっすらと中に印刷物が入っているのが分かる
白の『紙ファイル』にはさんでみよう。
半透明よりも透け感はないものの、中に何か印刷物が入っていることは分かる程度。
半透明と白の『紙ファイル』を並べて見ると、その違いがよく分かる。
色がついている『紙ファイル』にもはさんでみよう。こちらも、中になにか印刷物が入っているというのが分かる程度。白と同じような透け感で、水、さくらのカラーについても同じ。
印刷物を隠したいなら茶を使ってみよう
中身が完全に見えない、印刷物を透けさせないカラーは茶。クラフト用紙のような感じで、これだけ他のカラーよりも紙質がやや厚め。
紙だからこそ文字が書き込める、印刷ができる、判が押せる
筆記具で文字をファイルに直接書くこともできるコピー用紙同等の薄さなので、プリンターでの印刷も可能。ロゴやタイトルを印刷することができるので、ミーティングや資料を配りたい時に良さそうだ。またスタンプの捺印も可能。通し番号などをスタンプしたり、確認印を押したりもできる。
また春日製紙のグループ会社には印刷業者もあるので、合わせて高品質な印刷対応等もできるようだ。
破棄したい時はそのままシュレッダーへ
さらには破棄も簡単。挟んだ書類ごとそのままシュレッダーにかけることもできる。ビジネスシーンにおいては情報処理の手間も軽減させ、セキュリティ対策の向上にも役立つかもしれない。
書類などを配る時などに、紙ファイルにはさめば、ホッチキスで留めなくてもいい。
あたらしい時代の形『紙ファイル』
『紙ファイル』に挟めるのは3~5枚程度。カバーとしての役割や資料の仕分け用にも便利そうだ。企業や家庭で紙100%だからこその使い道があるはず。
現在、一般的にはまだ販売を開始していないが、購入希望の場合は下記まで問い合わせを。数量、枚数により価格は変動する。
春日製紙工業 直需部 担当:秋山 akiyama(○)kasuga.co.jp
※(○)を@に変更してください。
公式サイトはこちら
photo by 蘭 よう子