【飲んでみた】『三ツ矢クラフトコーラ』国民的炭酸飲料「三ツ矢サイダー」で培った技術の粋をコーラに投入!
職人気質のこだわりの味を指す”クラフト”は、目下クラフトビールを中心に大ブーム。その流れを受けたクラフトコーラも人気。そこについに投入されたのが『三ツ矢クラフトコーラ』だ。果たしてどんなコーラ味になったのか?
3つの矢ロゴが燦然と輝く『三ツ矢クラフトコーラ』。このホンモノ感はいったい何!?
もともとは小規模醸造所によるこだわりの個性派ビールを指していたクラフトビール。それが近年大きなブームとなり、大手メーカーも続々参入し、現在はこだわり製法のビールはすべてクラフトビールと呼ばれるようになった。
そんなこだわり製法の流れを受けて、クラフトコーラもブームになってきた。ご当地コーラや世界初のクラフトコーラ専門メーカーによる「伊良コーラ」、ポッカサッポロフード&ビバレッジによる『SPICE FACTORY ザ・クラフトコーラ』など、百花繚乱の兆しを見せている。
そうした中、こだわりの炭酸飲料を作り続けて130年の三ツ矢ブランドから、「三ツ矢」クラフトシリーズ第1弾として送り出されたのが、アサヒ飲料(東京都)『三ツ矢クラフトコーラ』(500mlPET・希望小売価格 税込151円・2022年1月18日発売)である。
コーラは、シナモンやナツメグ等のスパイスと柑橘果実を煮込んで甘みを足し、シロップにして炭酸を加えるのが基本。「三ツ矢」は非加熱製法を採用、柑橘と8種の厳選スパイスを隠し味に、王道でありながらこだわりの爽やかさを実現したのだという。
『三ツ矢クラフトコーラ』を飲んでみた!
すでにルックスは老舗感。でかでかと配された真っ赤な三ツ矢ロゴが燦然と輝く。キャップをひねるとプシュッと炭酸の軽快な音。香りはジンジャーの効いた鮮烈なタイプ。
実際に飲んでみると、マイルドな炭酸感。そこに酸味を控えた良い感じに甘い、コーラならではの味がやってくる。これはおいしい!
クラフト感を強く感じるのは、そのスパイスの粒立ち感だ。シナモンの味がしっかり感じられ、ジンジャーは明らかに隠し味。さまざまなスパイスが合体して生み出す、ミステリアスなコーラ味を、砂糖の穏やかな甘さが彩る。記者的にはクラフトコーラ系の中では、名品「キュリオスティーコーラ」(フェンティマンス)に通じるクラフトマンシップを強く感じた。
この味が気軽に近所で手に入るとは! 入手は全国のスーパー、コンビニエンスストアなどで可能。コーラファンにとって良い時代になったものだとつくづく思う。
公式サイトはこちら
photo by 尹 哲郎