3分で炭火焼豚カルビ!『カップヌードル ねぎ塩カルビ ビッグ』の風味はクセになるいっぽうだ
焼肉メニューの中でも人気を誇る“ねぎ塩カルビ”が、「カップヌードル」になって登場。『カップヌードル ねぎ塩カルビ ビッグ』は、豚の旨味とねぎ塩だれの風味、そしてコショウのパンチをきかせた味わい深い1杯だ。そんな3分で食べられる焼肉の味をたしかめてみた。
豚のうまみが詰まったスープ。いろいろな香りが交差する複雑な味わいが魅力!
ねぎ塩カルビ味のカップ麺はそれほど珍しいわけではない。多少の差異はあれど他社を含めて、カップ麺や焼きそばではそれなりに登場しているフレーバーだ。日清食品(東京都)では、2007年に「カップヌードルネギしお豚カルビビッグ」、2012年にネギ塩豚カルビをイメージした「カップヌードルカルビスト ビッグ」が発売されている。当時のレビューなどを調べる限り、評価は上々だ。
だが、同社が最後に発売したのは10年も前。その間「カップヌードル」は大リニューアルが行われ。当然技術やノウハウも向上している。
そうして成長した日清食品が発売したのが『カップヌードル ねぎ塩カルビ ビッグ』(97gうち麺80g・希望小売価格 税込237円・2022年1月31日発売)。スープに豚の旨味を凝縮させ、風味にねぎ塩だれの風味、そしてペッパーのパンチをきかせたカップ麺である。
別添の「特製黄金オイル」を加えることで、炭火焼豚カルビの風味が加わり、さらにカボスの風味も楽しめるコク旨な味わいになるという。
湯戻し3分。「特製黄金オイル」を入れて混ぜれば完成。
真っ先に感じたのは豚くささ。けっして悪い意味ではなく、脂ののった豚肉の存在感のある香りをしっかりと感じられる。ねぎやカボスの香りもそれを支えるようにきちんとあり、実にバランスの良いニオイだ。
ズルズルっと麺をすすると、一瞬ねぎの風味が鼻に抜けた後にガツンとくる豚の旨み。カルビっぽさはイマイチだが、豚脂のまったりとしたコクがしっかりとあり、インパクトのある味に仕上がっている。
すこし色づいたスープは塩ベース。ねぎの香りとカボスの絶妙な酸味がしっかりと溶け込んでおり、複雑な味を表現している。とくに鼻へと抜けるねぎやカボスの風味は単調になりがちな豚の味わいを広げ、口に入れる前から食べ終わった後まで、いろいろな表情をみせてくれた。唯一気になったとすれば、炭火焼きらしさが控えめだったことくらい。
具材は、謎肉(味付豚ミンチ)、スクランブルエッグ、ネギ、赤ピーマン。1つ1つが大きめで量もそこそこ多いので食べ応えはばっちり。スープをたっぷりと吸った謎肉はねぎ塩カルビらしい……かもしれない。
お肉ばかり食べないで野菜もね! と主張している彩り担当の赤ピーマンもきちんと食べて完食。カルビっぽさはあまりなかったが、かなり豚感満足度の高い一杯だった。
全国のスーパー、コンビニで発売中。
公式サイトはこちら
photo by 尹 哲郎