新製法でミルク感大幅アップ! 『クラフトボス ミルキープレッソ ダブルホワイトラテ/ビターラテ』を飲んでみた
“現代の働く人を快適にする新しい相棒”「クラフトボス」コーヒーシリーズに『クラフトボス ミルキープレッソ ダブルホワイトラテ/ビターラテ』が新登場。乳原料と植物由来の原料をブレンドした新製法「ハイブリッドニューミルク製法」によって、ミルクの満足度をアップしたラテ飲料だ。本当にミルク感はアップしているのかたしかめてみた。
乳原料の量に上限有り。カフェクオリティを目指したラテ
コロナ禍となりペットボトルコーヒー市場が大きく変わっている。これまでカフェを利用していたユーザーを中心に、本格的な味を楽しめる小容量タイプのコーヒー飲料が成長しているのだ。中でもラテ飲料は、その新たな選択肢として人気を集めている。
だが、ペットボトル飲料にはカフェの味を再現できない致命的な制限があった。それは乳原料の量である。実は、常温販売するペットボトル飲料には乳原料の上限が決まっており、濃厚なミルク感を出すことができないのだ。これはラテ飲料にとって致命的。
だが、この問題を新たな発想で解決したのが、サントリー食品インターナショナル(東京都)の『クラフトボス ミルキープレッソ ダブルホワイトラテ/ビターラテ』(300mlPET・希望小売価格 税込156円・2022年4月12日発売)である。動物性の乳原料と植物由来の原料をブレンドする新製法「ハイブリッドニューミルク製法」によって、ミルクの満足感を存分に味わえるラテを実現した。
一般的に植物由来の原料は牛乳の代用として使われる。そのためブレンドして使うことはなく、その味わいは未知数。少なくも記者は飲んだことはない。40種類以上の候補から植物性由来の素材が選ばれブレンドされたというから、そのこだわりぶりには驚かされる。商品名の“ミルキープレッソ”はミルクの豊かな味わいを表現したネーミングなのだ。
『クラフトボス ミルキープレッソ ダブルホワイトラテ』
まずはミルクが主役の『クラフトボス ミルキープレッソ ダブルホワイトラテ』から。ミルク代替品となる素材には大豆粉末を採用。『クラフトボス ミルキープレッソ ビターラテ』も同じ大豆粉末を使っているが、こちらのほうが多く使われている(重量比)。
容器は300mlの特殊形状。牛乳瓶をイメージしたデザインとのことだが、ずいぶんとおしゃれに仕上がっている。ベースカラーは緑。
よく振っていただきます。
口に入れるとすぐにミルクの柔らかい甘味が広がる。とてもまろやかな口当たりなのに、エスプレッソのような濃厚さだ。その反面、後には豆乳ならではのさらっとした味わいと風味が強く出てくる。飲み終わった後の印象はソイラテにかなり近い。
そのためか、全体的に甘め。豆乳をブレンドしたことで乳脂肪の味わいがあっさりテイストになり多少飲みやすくはなっているが、飲み続けていると少し甘ったるさが出てくる。極微糖好きには少々甘すぎるだろう。とはいえ、コーヒーとの相性もよくミルク感をしっかり味わえる1本だ。
『クラフトボス ミルキープレッソ ビターラテ』
続いてはコーヒーのビターな味わいが楽しめる『クラフトボス ミルキープレッソ ビターラテ』。原材料は先ほどの『クラフトボス ミルキープレッソ ダブルホワイトラテ』と同じだが、植物性由来の大豆粉末の量が少なくなっている(重量比)。
パッケージは赤ベースの透明ラベル。黒いキャップがビターと覚えておこう。
先ほどと比べると若干コーヒー色が強め。成分が多く沈んでいたので念入りに振った方がよさそうだ。
ビターラテだけあって、ひと口目からコーヒーの香ばしさを感じられる仕立て。といっても全体的には微糖~普通程度の甘さ(先ほどよりやや甘さ控えめ程度)なので、無糖派には甘すぎる。
豆乳成分(大豆粉末)が減ったことやコーヒーの風味が強調されたことで、味わいとしては一般的なラテにかなり近い。だが、ミルクのまったりとした味わいはしっかりとあるし、乳脂肪の甘さも感じられる。コーヒーの風味もミルクの甘さも両方取りしたい人におすすめ。
ミルク感をたっぷり味わえた「クラフトボス ミルキープレッソ」。甘いラテが好きな人におすすめ
口に入れた瞬間から広がるミルクの味わいが楽しめた『クラフトボス ミルキープレッソ ダブルホワイトラテ/ビターラテ』。牛乳大好きな記者にとっては、満足できるクオリティだった。ただし、どちらも甘めなので普段、無糖や微糖を飲んでいる人は承知の上で飲んでほしい。
全国のスーパー、コンビニで発売中。
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photo by 尹 哲郎