おでかけワンコイングルメ! 超希少ブランド「あしたか牛」100%使用した新熱海名物『赤鬼まん』が辛すぎてうまかった!
ワンコインのお手軽さと味のクオリティを追求した熱海の新名物『赤鬼まん』をご存じだろうか。超希少ブランド「あしたか牛」と激辛唐辛子を使用したコクと旨味が堪らない一品だ。旅行した際に見逃さないように、その魅力をお伝えしよう。
構想10年。原価度外視でおいしさと辛さを両立した至高の肉まん
激辛ブームに続き、メディアで盛り上がりを見せているワンコイングルメ。地方創生を掲げて、地元に眠る伝統文化や希少な食材を再発掘する伊豆半島合同会社(静岡県)は、この2つの市場に参入し、静岡の食材にこだわった熱海の新名物肉まんを開発した。
それこそが構想10年、試作2年を費やした『赤鬼まん』(1個・希望小売価格 税込500円・2021年3月27日発売)である。“美味いけど、とにかく辛い肉まん”、“辛いけど、とにかく美味い肉まん”を目指し、数々の有名店とタッグを組んで作られた肉まんだ。
最大の魅力は、伊豆半島の北部で育てられたブランド牛「あしたか牛」を100%使っていること。年間数百頭しか市場に出回らず、静岡県内の飲食店にしか流通しない高級牛肉だ。その味わいは、赤身の旨みと脂のやさしい甘味、豊かなコクのある風味を味わえるとのこと。
香辛料には、激辛のハバネロやブートジョロキアではなく、唐辛子を使っているのも特徴の1つ。これは単に辛い肉まんではなく、辛さとおいしさを両立することを目指しているから。餡だけでなく、皮にも練り込まれており、どこを食べても辛さを体感できるのだ。実は、同社の代表は日本最大の激辛グルメの祭典に関わる人物。辛さに対して誰よりも向き合っているからこそのこだわりが伝わってくる。
この膨大な年月と有名店との連携、そしてこだわりの素材を使用した肉まんがたったの500円で食べられるとはなんとも恐ろしい。だが、重要なのは味。ワンコインでもおいしくなければ損した気分になってしまう。その味わいをたしかめてみよう。
『赤鬼まん』を食べてみた
今回は冷凍の状態で入手したので、温め方もあわせて紹介しよう。蒸し器を使うのが一番おいしく仕上がるが、わざわざ鍋などの道具を用意するのは大変。そんな時は肉まんよりもひと回り小さいマグカップを使った方法がおすすめ。
マグカップに30mlほど水を入れて『赤鬼まん』で蓋をする。その後ラップをかけてレンジで約3分ほど温めれば完成。『赤鬼まん』とラップで蓋をしているから、効率的に蒸した状態が作れるのだ。とっても簡単!
色はピザまんやカレーまんよりもはるかに赤いオレンジ色。熱海名産の果物「だいだい」にちなんでいる。
それではいよいよ実食。
はじめに言っておくと正直舐めていた。いざ食べてみると…
かっら!
一拍おいてから舌を刺激するか辛さ。喉にも刺さるような辛さで、辛いもの好きは大歓迎のレベル。よくよく見たら刻まれた唐辛子が餡に入っているではないか。そりゃ辛いはずだ。
餡には牛肉がたっぷりと入っており、噛むたびに旨みが感じられる。ジューシーというよりは、ねっとりと染み出てくる味わい。また、具材のタケノコとキノコのしゃきしゃき食感もおいしさのポイント。肉の食感を邪魔しないように少し小さめにカットされているが、ここぞという時に食べ応えが変化するから最後まで飽きずに食べられた。
お水なしでギリギリ食べられるレベルに設定してあるのも実にニクイ。辛いけどうまい、うまいけど辛いを見事に表現した肉まんだ。
中々お目にかかれないレベルの辛さと旨さを兼ね備えた激辛グルメ。間違いなく、スーパーやコンビニ、身近なお店の辛さより上の次元である。これ1つでブランド牛「あしたか牛」の肉も食べられるので、お出かけの際にはぜひ挑戦してみてほしい。
購入は静岡県熱海にて。通販サイトを準備中とのことなので、スケジュールが合わない人も楽しみに待っていよう。
公式サイトはこちらphoto by 尹 哲郎