介護する方、される方にも優しい尿吸収パッド『フリーネPro 男性用ポケットパッド』。袋形状で陰茎を”挿入する”構造に、男性特有の尿モレを防止!

 

なおも高齢化が進む現代において、介護の問題は避けて通れない。その時にならないとわからない事も多く、どんな商品があるのかも知らないという人も多いのではないだろうか。今回ご紹介する『フリーネPro 男性用ポケットパッド』という商品は、大人用紙おむつ(テープ止めタイプ)と一緒に使用する尿吸収パッドである。袋状の閉じ込め構造で、男性が使用する際の漏れを防ぐのが特長らしい。その使い勝手を実際にためしてみた。

 

特殊吸収体で医療・介護の分野をサポート

くらしや産業の中から生じる不要な液体を吸収する「特殊吸収体」を取り扱う第一衛材(香川県 )。1965年の創業以来、特殊吸収体を開発・製造・販売する先発企業で、医療・介護から産業資材分野まで、あらゆる分野の市場を開拓している。

今回ご紹介する尿吸収のためのパッド『フリーネPro 男性用ポケットパッド』(45枚・希望小売価格 税込3,960円・発売中)の「フリーネPro」というブランドコンセプトには、医療・介護の現場で、介護する方、介護される方がともにのびのびと自由に生活して欲しいという願いが込められている。

 

男性専用の構造を持つ尿吸収パッド

尿吸収パッドは、紙おむつと併用することで尿を吸収したパッドだけを交換できる利便性を持ち、紙おむつよりも低価格であるため経済的でもある。何より、寝たきりの方や車いすの方の介護の現場では、おむつ交換を大幅に軽減できるメリットがある。このパッドは、男女兼用という商品も少なくないが、男性と女性では身体の構造が異なるので、パッドの構造もそれぞれ専用にした方がより細やかな使い勝手になるものだ。

そこで、『フリーネPro 男性用ポケットパッド』は男性専用として、局部を袋状のポケットの中に差し込んで使うことで尿を閉じ込める構造を採用した。この最大の特長のおかげで、使用中に身体を動かしたり、寝返りを打っても、男性器がセットされているため尿が漏れる心配がなく、また使用する人にとっても、局部以外に尿で濡れる不快感も少ないという、まさに前述した『フリーネPro』ブランドの願いを実現する商品となっている。

 

使用する人は気持ちよく、介護する人も交換が楽!

商品をパッケージから取り出して最初に驚いたのが、パッド表面のデザインだ。通常、この手の商品の色は「白」というイメージがあるが、この『フリーネPro 男性用ポケットパッド』の色は、紺と赤のチェック柄。こういうさり気ないオシャレな気遣いは、使う人の気持ちを間違いなくポジティブにしてくれる。

尿吸収パッドは、テープ止めタイプの紙おむつと併用する。写真の紙おむつは、テープ止めタイプの『フレーネ ぴったりフィットらくらくテープタイプ』

尿吸収パッドの使用は、テープ止めタイプの紙おむつで押さえての装着となるが、その際に男性の局部をパッドの×型の切れ目に差し込む必要がある。実際に装着してみると、普通に布製の下着を着けたのと、肌触りがほとんど違わないのに驚かされる。優しく違和感がないのだ。

さらに、尿吸収パッドを装着したまま排尿すると、感覚的に慣れない違和感はあるものの、「あっ、意外と大丈夫なんだ」という不思議な感覚になった。どこからも漏れてないだけでなく、1回の排尿程度の量では、使用感が気になる事はなかった。それもそのはず、この商品は約4回分(600ml)の尿吸収ができるので、1回くらいではビクともしないわけである。

600mlを吸収した『フリーネPro 男性用ポケットパッド』

さらに2回の排尿後も、吸収後のパッドの表面はサラリとしている。600mlの水を吸わせてみたら、全体的にはズシッと重くはなったが、内側はサラッとしていた。このパッドだけを外して交換すれば、外側の紙おむつはそのまま使えるので、パッド交換はとても楽である。臭いも気にならず、外側は漏れも臭いもないので、普通にサッと外して処分するだけだ。

今回は、記者が一人で介護する側と介護される側の2つの立場でおためしをしてみたが、この商品は介護する側にも、介護される側のこともきっちりと考えられた商品だなと実感した。

 

介護する側も介護される側も、できれば自由に生き生きと暮らしたいものである。こうした生活現場の願いを叶えてくれる『フリーネPro 男性用ポケットパッド』は、介護カタログやネットショップなどで購入できる。

 

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記者

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渡辺 穣

複数の雑誌のデスク・編集長等を経てフリーライター/エディター。主にビジネス/経済系の著書・記事多数。一橋大学法学部卒。八ヶ岳山麓に移住して20年以上。趣味は、スキー、ゴルフ、ピアノ、焚き火、ドライブ。山と海と酒とモーツァルトを愛する。札幌生まれ。

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photo by 尹 哲郎

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