君はうにを組み立てたことがあるか!? 『解体パズルLite にんにく/うに』が意外に難しかった…
パーツが少ないのに妙に難しいパズルがある。その名も『解体パズルLite』。要は立体パズルなのだが、絶妙な難しさで頭が混乱する。第一弾として発売されたのはホンモノそっくりの「にんにく」と「うに」。どんなパズルなのか、早速チェックしてみよう。
「一頭買い!!焼肉パズル」から始まった『解体パズル』ブーム
バンダイグループのメガハウス(東京都)はトイや玩具菓子、フィギュア、一般ゲームなどの企画や販売を手がけている。
解体パズルのはじまりは2016年に発売した「一頭買い!!焼肉パズル」。食材の部位がわかる『解体パズル』シリーズと、古生物の骨格などを 学びながら“復元”させる『解体パズル・サイエンス』シリーズの2種類の立体パズルは、累計出荷数60万個を誇る人気商品となった。
その新シリーズとして満を持して登場したのが、今回ご紹介する『解体パズルLite』。意外な食材を組む「立体パズル」で、ホンモノさながらに再現されたのは「にんにく」と「うに」の2種類。
『解体パズルLite にんにくパズル』を組み立ててみた!
それでは、難易度「フツウ」の『解体パズルLite にんにくパズル』(希望小売価格 税込990円・2022年6月上旬発売)を組み立ててみよう。
形状の違いを見極めながら、正しい位置にセットしないとふたが閉まらないという。ピースが6個しかないのに、どこに難しさがあるのだろうか。簡単に組み立てられるようにしか思えないけれど…?
中にはパーツが入っており、自分で切り離して準備する。
にんにくパーツには、子どもの誤飲防止のために「苦味」がつけてある。遊んだ後は、苦み成分が手に付着しているので、石鹸などでしっかりと手を洗おう。
同じ形に見えて、実は微妙に形が違うにんにくパーツ。遊び方はいたってシンプルで、にんにくパーツをぴったりと合う位置に入れて、最後にふたを閉めるだけ。
あっという間にパーツはセットできた。ちゃんと入っているし、こんなに早く組み立てられるなんて拍子抜け…と思いながらフタを閉めてみる。
簡単にできたと思ったら、最後に落とし穴が!
「あれ?閉まってない?」上下の皮の間に隙間があったら失敗している証拠だ。
パーツを一度取り出して、正式に閉まる形を確認してみる。なるほど、これが妙な難しさなのか。パーツは一見するときちんと収まっているように見えるのだが、ふたをかぶせるとスキマが出来てしまう。パーツの微妙な形をよく観察しなければいけない。
しかし、「にんにく」は分かりやすいポイントがいくつかある。まずはフタを閉める時に皮のシワを合わせればいいので向きが分かりやすい。また、にんにくパーツもどちらが上下になるかはすぐに分かる。なんとなく仕組みが分かってきた。
そして、3~4回のチャレンジで…、
ついにフタが閉まり、成功! 難易度はフツウなので、形のポイントが見つけられればそんなに悩まずに完成させることができた。
『解体パズルLite うにパズル』が激ムズだった!
さて、続いては難易度「ムズカシイ」の『解体パズルLite うにパズル』(希望小売価格 税込990円・2022年6月上旬発売)。
「にんにく」を経て、こちらに挑むとその難易度が身に染みて分かる。「うに」はフタの閉まる位置が分かりにくく、パーツの上下も判別しづらい。これは少し手強そうだ。
まずは「うに」のフタがしまった状態を確認。この状態にならなければ完成とは言えない。
パーツのセットも「にんにく」よりも難しい。うにパーツの上下がどちらなのか分からず、きちんとハマっていく感覚がなかなか得られないのだ。パーツも5個しかないのに!
5個しかないうにパーツに振り回され、やっぱりふたが閉まらない!
なんとか入ったように見えるが、フタをしてみると…
全く閉まらない!「にんにく」はそれなりに組み立てられたけど、「うに」はパパッと組み立てるのを阻んでくる難しさだ。
どうしても組み立てられなかった場合はどうする?
どうしても組み立てられないという場合は、奥の手を使おう。公式サイトにはパズルの解法が掲載されている。実は完成させるポイントがパーツに隠れているので、それを意識しながら組み立てれば、必ず完成にはたどり着ける。
絶妙な難易度、リアルな造形美、シンプルだけど面白い新感覚の立体パズル。指先と頭を使って、この絶妙な難しさを体験してみよう。集中して何かに没頭する時間が楽しいはず。
『解体パズルLite』は、玩具店や雑貨店などで発売中。
公式サイトはこちら
photo by 蘭 よう子 / official images