【和ジン】人気急上昇中『サントリージン 翠(すい)』『翠ジンソーダ缶』を両方飲んでみた!
柚子・緑茶・生姜の3つの和素材を使い、日本人の舌に合うようにつくられた『サントリージン 翠』。その食事に合うさわやかな味わいが人気のジャパニーズジンだ。「それはまだ流行っていない。」とCMでは言っているが、今年3月にはソーダ割りされた『翠ジンソーダ缶』も発売し、明らかな流行の兆しが…。それぞれの味わいをおためし!
和素材のゆず、緑茶、生姜を使った日本人向けの新感覚ジン
ウォッカ、テキーラ、ラムと並ぶ4大スピリッツの1つとなるジン。スピリッツ(蒸留酒)に、名前の由来となるジュニパーベリーを中心としたボタニカル(スパイス、柑橘系ピールなど)を使い、香りづけされたお酒だ。これはまでのジン市場では輸入ジンが主流だったが、2021年には販売金額で国産ジンが輸入ジンを上回り、国内酒類市場における国産ジンの存在感は一層高まっている。
そんな中、サントリー(東京都)は主にカクテル用に使われるジンを日常の食事に合うお酒として広めたいと、新たに日本人に向けたジンを開発。そんな『サントリージン 翠』、『翠ジンソーダ缶』を飲んでみた。
『サントリージン 翠』を飲んでみた
『サントリージン 翠』(アルコール度数:40%・700ml瓶・希望小売価格 税込1,518円・2020年3月10日発売)は、ジンに使われる伝統的な8種のボタニカル(ジュニパーベリー、コリアンダーシード、アンジェリカルート、アンジェリカシード、カルダモンシード、シナモン、ビターオレンジピール、レモンピール)を使いつつ、柚子・緑茶・生姜の和素材を使用した特別なジンだ。
ラベルはイメージカラーの青緑色を使ったさわやかなデザインだが、水色はクリア。“翠”の文字は書家・荻野丹雪氏による墨文字で書かれている。ボトル形状は6角形。
水割りとおすすめのソーダ割り、2つの飲み方で楽しんでみよう。
水割り比率は1:2。グラスを近づけると、かなり強めなゆずの香り。ここですでに従来のジンとは違う印象を受ける。
くいっと口に含むと、すぐに苦味が(ジュニパーベリーだと思う)、次に緑茶の風味、そして最後にはピリッと辛味が現れる。はっきりと味の変化が分かることからも、かなり繊細な味の調整がされていることがわかる味わい。嫌な刺激のないマイルドな飲み心地。
ソーダ割りの割材用炭酸には、サントリー食品インターナショナルの「THE STRONG 天然水スパークリング」を使用。2022年6月にリニューアルされた強炭酸だ。
おすすめの割合は翠:ソーダ=1:4。弾ける炭酸に乗って、ゆずの香りが広がっていく。ピールを使ったような香り立ちの良さ。
強炭酸の刺激とともに爽やかさが際立ち、圧倒的に食中酒としてのおいしさに。苦味、辛味のほどよい余韻がいい。
『翠ジンソーダ缶』を飲んでみた
続いては、『翠ジンソーダ缶』(アルコール度数:7%・350ml缶・希望小売価格 税込193円・2022年3月22日発売)。その名の通り、ソーダ割りされた『サントリージン 翠』がお手軽に楽しめる1本だ。
パッケージは同じ色合いで世界観を表現した青緑色と炭酸のさわやかさを表現したデザイン。瓶は上品で美しさを感じるパッケージだったが、こちらはより身近な印象を受ける。
カシュッと音が響くと同時に、ゆずの香り。ここは瓶のソーダ割と大差はない印象。
ゴクゴクっと喉を鳴らすと、自分で作った翠ジンソーダとはけっこう違っていた。なるほど、おいしい、これが公式のソーダ割の味か。ただ瓶使用では濃度を自分好みに調整できるメリットもある。『翠ジンソーダ缶』は、食事をより楽しむためのバランスを追求したようだ。
自由度の高い『サントリージン 翠』、お手軽食中酒に最適な『翠ジンソーダ缶』
ボトル入りの『サントリージン 翠』は、自由自在に好みを追求できる本格派。コスパもいい(1杯30~45ml使うと約15~23杯分=1杯あたり101~66円)。『翠ジンソーダ缶』は手軽・スピーディーにおいしさを味わえるのが最大のメリットだと感じた。
全国のスーパー、コンビニなどで発売中。
公式サイトはこちら
photo by 尹 哲郎