【食べられる惑星】『PLANETキャンディ』で金星、火星、海王星を食べてみた

宇宙の味はどんな味?

 

ふと見上げた夜空に浮かぶ星々。6月末には水星、金星、火星、木星、土星の5つの惑星が一列に並んで見える惑星パレードもあり、改めてその宇宙の神秘に触れた人も多いのではないだろうか。『PLANETキャンディ』は、そんな星々のイメージを味や見た目で表現した不思議な味わいのキャンディ。各惑星のロマンを味覚でもたしかめてみよう。

 

金星、火星、海王星の3つの惑星をキャンディ化。その見た目にぐいぐい引き込まれる!

夏のイベントの1つ、天体観測。夜空を見上げると無数の星々が輝いている。空気の澄んだ暗い場所で見ると、その美しさに飲み込まれそうになる。

中でも太陽系惑星は特別な存在。地球から最も近く移住計画もある火星、“地球の姉妹惑星”と呼ばれる金星、最も遠く離れた惑星である海王星など、“そこにあるのに地球とは違う存在”は私たちの心をくすぶり、ロマンを感じさせてくれる。

中心には惑星の核を模した塩炭酸入り

カンロ(東京都)『PLANETキャンディ』(40g・希望小売価格 税込158円・2022年7月5日発売)は 、そんな惑星へのロマンを形にした不思議な味のキャンディ。火星、金星、海王星の3つの惑星の味と見た目を表現した3種アソートである。

パッケージは、宇宙空間を表現した黒紫。宇宙飛行士の「あの惑星(ほし)は、どんな味がするのだろう。」のセリフがなかなかシュール。なお大きな輪のある土星はアソートには含まれていない。

 

『PLANETキャンディ』を食べてみた

金星「ヴィーナスエール」

まずは第2惑星(太陽から2番目に近い)の金星をイメージした「ヴィーナスエール」から。魅惑的で煌びやかなイメージを再現した、柑橘系ジンジャーエール味だ。色は黄金色に輝いている。表面の凹凸や筋がいかにも惑星らしい。

柑橘系の香りが広がるフルーティな味。はじめはオレンジのような甘い味わいだが、次第に生姜のきいたジンジャーエールの味へと変わっていく。ピリッとした刺激が舌や喉にくるし、清涼感も感じるほど。

 

火星「マーズコーラ」

続いては、第4惑星の火星をイメージした「マーズコーラ」。情熱的で強いイメージを再現したコーラ味だ。ただし、中にはブラックペッパーやコーヒーでアクセントとなる味付けがされているという。色は赤みが強い紫色。赤い惑星、と呼ばれているのだから、赤色でも良かったと思うが……なんて考えながら火星をひょいと口の中へ。

はじめこそコーラの味だなぁ、とおいしく舐めていたのだが、次第になんとも言い難い香ばしい風味が見え隠れする。おそらくこれがコーヒーやブラックペッパーだと思うが……お世辞にも記者好みの味ではない。いや、惑星がおいしいと決まってないけれど、もう少しロマンがあってもいいんじゃないだろうか。惑星探索が進み、その正体が少しだけ分かっている火星ならではの表現ということにしておこう。

 

海王星「ネプチューンソーダ」

最後は、第8惑星の海王星をイメージした「ネプチューンソーダ」。さわやかで静かなネプチューンをイメージしたソーダ味だ。ライチやグレープフルーツなどを使い、神秘的に味付けされている。ただ、海王星はその美しい見た目とは裏腹に、表面を分厚いガスの層で覆われた巨大氷惑星。宇宙を知っていればいるほど、味見したいとは思えないが……。

見た目はかなり本物らしい深い青色をしている。正直、この色合いにはロマンを感じざるを得ない。ずっと見ていたい気持ちを抑え、海王星を食べる。ライチの甘さが広がる味わい。果汁をなめ続けているようなみずみずしさがある。ガスで覆われているとは思えない、見た目のイメージだけで作られたような味。他2つの惑星と比べると未知の部分が多すぎるがゆえにロマンに満ちた甘さを楽しめた。

宇宙は未だ謎に包まれたまま。惑星がこんな味するわけない、とは言い切れない。近い将来、惑星の本当の味を知る日が来るかもしれないのだ。その時が来るまで『PLANETキャンディ』を舐めながら想いを馳せていよう。

 

全国のコンビニエンスストアほかで限定発売。

 

公式サイトはこちら

記者

アバター画像

森脇 学

20代男性。工学系出身ライター。食品・工学・アニメ・漫画と幅広い知識を活かして執筆中。関東住まい。

この記者の記事一覧

photo by 尹 哲郎

トラックバック