ミルク不要! コンビニで買える『ミルクとけだすティーバッグ オリジナルブレンド/アールグレイ』が便利すぎ

ティーバッグの中からミルクが!

 

ティーバッグで淹れるミルクティーはおいしいけれど、ミルク(ポーション)を用意するのは地味に面倒くさい…。そんな折に見つけたのが砂糖不使用の『ミルクとけだすティーバッグ オリジナルブレンド/アールグレイ』。お湯を注いで90秒で、紅茶とミルクが抽出される不思議なティーバッグ。ネットでも話題のユニークなアイディア商品をためしてみた。

 

コンビニで買えるお手軽さも魅力的

三井農林(東京都)は、黄色い背景に赤いティーポットのイラストが印象的な「日東紅茶」ブランドを手掛ける茶系飲料メーカー。『ミルクとけだすティーバッグ オリジナルブレンド/アールグレイ』(発売中/都内セブン-イレブンにて購入)は、同社が約3年かけて開発した、新形態のティーバッグだ。

 

その名の通り、お湯を注ぐとティーバッグからミルクが出てくる牛乳不要のミルクティー。本来ミルクティーを作るには、別途牛乳やポーションなどを用意する必要があったが、ティーバッグと一体化したことで、かんたんにミルクティーが楽しめるようになったというわけ。まさに画期的アイディア。

記者も家で紅茶を飲むならミルクティーが多いのでよくわかるが、牛乳だと温める必要があるし、冷たいままだと温度が下がる。ポーションなどは確かにお手軽だが、味が油っぽくなったりスプーンで混ぜる必要があったり(洗い物が増えたり)と、なんだかんだで面倒くさい。楽に紅茶を飲みたいからティーバッグを使っているのに、これでは本末転倒だ。

 

『ミルクとけだすティーバッグ オリジナルブレンド/アールグレイ』には、ティーバッグの中にあらかじめ粉末のミルク(クリ―ミングパウダー)が入っている。そのため、お湯を注ぐだけで、紅茶の抽出と同時にミルクが溶け出すからひと手間でミルクティーが出来上がるという仕組み。

原材料を見るとクリ―ミングパウダーの文字

また、砂糖不使用なのも特徴のひとつ。砂糖や蜂蜜など、別途自分好みにカスタマイズできる。その分手間はかかるが、甘さは好みや食べ合わせによって大きく異なるので、こちらは自由度が高い方が何かと便利だろう。

 

『ミルクとけだすティーバッグ オリジナルブレンド』を飲んでみた

今回おためしするのは2種類。まずは『ミルクとけだすティーバッグ オリジナルブレンド』(32g×4袋・希望小売価格 税込324円)から。こちらはスリランカ・インドなどの主要産地の茶葉をブレンドしたオリジナルブレンド。香料不使用で、茶葉本来の香りを楽しめる。

環境に配慮した生分解素材のティーバッグフィルターを使用

パッケージは青色。シンプルなデザインなので、デスクに立てておくとおしゃれかも(チャック付きスタンドパウチ)。

ティーバッグを見てみると、確かに茶葉のほかにミルクパウダーがかなりの量入っている。というか、ほぼミルクパウダーがメイン。

熱湯150mlをカップに注ぎ、フタをして90秒蒸らす。なお、蒸らし(抽出)時間を長くすると、紅茶感が増すとのこと。

フタを開けると丸く甘い香り。この香りだけで心が落ち着く。

飲んでみた印象は、ミルクのまろやかさと紅茶の軽めの口当たりが両立した味わい。1つは、ミルクによって渋みや苦味などがなくなり全体的にとても飲みやすくなっているから。もう1つは、おそらくミルクの脂肪分が少なく、ポーションなどで感じる油っぽさがないからストレートの紅茶に近い口当たりになっているのだろう。

ただ、抽出時間が短いのか、味がぼやけてしまい茶葉の風味も感じにくい(もちろん90秒しっかり測った)。このあともう一度濃いめ(2分30秒ほど)で作ると、茶葉感がしっかりと味にも出てきた。少しの酸味とふくよかさを感じる味わいとなって記者好みでおすすめだ。

 

『ミルクとけだすティーバッグ アールグレイ』を飲んでみた

続いては『ミルクとけだすティーバッグ アールグレイ』(30g×4袋・希望小売価格 税込324円)。フレーバーティーであるアールグレイはストレートで飲む機会が多い茶葉だが、香りづけに使われるベルガモットの香りはミルクとの相性が良いことでも知られている(紅茶の本場イギリスではミルクティーで飲まれることが多い)。華やかな香りとミルクの味わいがマッチした、濃厚な味わいが楽しめるようだ。

金属の留め金は不使用の三角ティーバッグ

パッケージはムラサキ。デザインは先ほどと同じだが、こちらの方がどこか高級感が漂っている。茶葉はケニア産。

ティーバッグを見てみると、『ミルクとけだすティーバッグ オリジナルブレンド』よりも少し黄色っぽいミルクの色合い。原材料を見る限り同じ成分だが……。添加物に香料(ベルガモット系だと思われる)が入っているので、その影響かもしれない。

こちらも同じく熱湯150mlを注ぎ、90秒フタをして蒸らす。

香りはさすがのアールグレイ。柑橘系の爽やかさと甘さがブレンドした香りが立ち上る。

味にもそれは出ていて、飲んでみると清涼感のあるアールグレイらしい味わい。先ほどの『同 オリジナルブレンド』と比べると、同じ90秒の抽出時間でも茶葉感(ベルガモットの香り)が強く、ミルク感はほとんどない。日本的なまろやかでコクのあるミルクティーというより、キュッとした酸味や風味、華やかな香りをマイルドにした風味や味わいが楽しめる。

こちらは抽出しすぎると香りがかなり強くなる。まずは90秒で抽出して、好みを探った方が良さそう

温めた牛乳やポーションだと、脂肪分が加わりこの爽やかな味わいはなかなか出ないだろう。そういう点でも、このアールグレイとミルクのバランス感は見事にマッチしていた。

 

ミルクを入れるひと手間なしがこんなにラクなんて!

牛乳、ポーションなどを入れる手間はそんなに時間のかかることではない。だが、『ミルクとけだすティーバッグ オリジナルブレンド/アールグレイ』を使うと、そのラクさをしっかり実感できた。ティーバックは捨てるだけ、洗い物なし、温度も下がらない。なんて便利なんだろうか。

 

ただし、コスパで考えると1杯あたり税込81円。ティーバッグとしてはそれなりのお値段だ。手軽さやおいしさをとるか、お財布をとるか、なかなか悩ましい。アウトドアや旅行など、外出用の贅沢にぴったりかもしれない。

 

今夏、新フレーバー3品が追加発売された「ミルクとけだすティーバッグ」シリーズは、全国のスーパーやコンビニ、ネット通販にて発売中。

 

公式サイトはこちら

記者

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森脇 学

20代男性。工学系出身ライター。食品・工学・アニメ・漫画と幅広い知識を活かして執筆中。関東住まい。

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photo by 尹 哲郎

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