食育の現場から生まれたぬいぐるみ! ユニークで愛らしい『カツオ解体君』で3枚おろしを疑似体験
食に関する正しい知識や習慣を身に着ける「食育」は、教育の現場でも大切にされている活動。子どもを持つ親の中には、もっと気軽に食育を生活に取り入れたいと考える方もいるのではないだろうか。そこでおすすめなのが、鰹節作りの流れをぬいぐるみで学べる『カツオ解体君』。鰹節の作り方だけでなく魚のおろし方も学べる食育玩具を、小学生の子を持つ記者が実際におためししてみた。
食育活動から生まれたカツオのぬいぐるみ
にんべん(東京都)は、鰹節および加工食品の製造・販売を行う鰹節専門のメーカー。鰹節やだしを通じた事業を、300年以上にわたり続けている。
同社が行う食育活動から誕生したのが、鰹節の製造方法を楽しく学ぶことができる『カツオ解体君』(全長 42cm・販売価格 税込6,380円・発売中)だ。にんべんが行う食育活動は小中学校向けの体験講座を中心としながら、大人でも楽しめる内容。鰹節の製造工程や、だしの引き方などをプロが講義している。
そんな食育の場で人気なのが、解体しながら鰹節作りの流れを学べる『カツオ解体君』。一匹のカツオから削る前の鰹節になるまでを、ぬいぐるみでわかりやすく表現できるのが特徴だ。
たまごや心臓などの内臓まであるユニークさが、子どもに大人気。もちろん子どもだけでなく、大人もクスッと笑えるつくりになっている。
カツオの解体をぬいぐるみで疑似体験できる
それでは実際に、『カツオ解体君』で鰹節作りの流れを学んでみよう。
まずは頭を切り離し、胴体と分ける。マジックテープでくっついているので、つけ外しも簡単。
次に身を3枚におろす工程。表を開くと心臓が入っている! もちろん、可愛らしくアレンジされているので、躊躇なく取り出せる。
そして裏を開くとたまごが入っていた! ぬいぐるみなのに、細部まで細かいつくりになっている点は、大人でも感嘆してしまう。
内臓を取り除き、身を3枚におろす。3枚おろしもこうしてみるとすごく簡単にできるように思える。
最後に、背側(背節)と腹側(腹節)に切り分ければ完了。鰹節の原型のできあがりだ。背節には(雄節)、腹節には(雌節)と書かれていて、そんな呼び方があるのだと大人でも勉強になった。
切り方もとてもわかりやすく、これなら子どもでもわかりやすそうだ。
記者自身が解体を体験した後、小学生の子どもたちと一緒にもう一度カツオを解体してみた。子ども達は興味津々で、「魚ってこんな風に切るんだ」と自分の手で触りながら確かめていた。これはまさに、教育の現場でも大活躍の教材となりそうだ。
普段から魚を食べるときは切り身で購入することが多いので、1匹の魚を丸ごと解体する模擬体験ができたのは、子ども達にとってもよい経験になった。
子どもだけでなく大人も楽しめる食育体験はいかが?
鰹節の作り方を学べる『カツオ解体君』は、愛らしいぬいぐるみのデザインで子どもにも大人気。けれども大人が見ても勉強になり、クスッと笑みがこぼれるユーモラスなつくりは、世代に関係なく楽しむことができる食育玩具となっている。自宅で魚をさばく機会がない記者のような方に、ぜひ一度体験してみてほしい。
商品は公式オンラインショップで購入可能。
photo by 尹哲郎