信州佐久の大自然が生んだ純米大吟醸酒『YOSHIDAYA JISUKE THE BLACK SERIES』の贅沢なおいしさを飲み比べ
千曲錦酒造が300年の歴史で培った技術の粋を集めて醸した贅沢な日本酒『YOSHIDAYA JISUKE THE BLACK SERIES』。日本酒でありながらブラックで統一されたかっこいいボトルデザインが目を引く。精米歩合別に3種の味わい「磨 29%」「磨 39%」「磨 49%」があるので、それぞれ飲み比べをしてみよう。
精米歩合による味わいの変化を楽しんで
「千曲錦」「吉田屋治助」「帰山」などの日本酒の製造・販売を手掛けている千曲錦酒造(長野県)。酒蔵のある佐久平は、浅間山山系と八ヶ岳連峰に囲まれた標高700mの高原。真冬は氷点下10℃まで冷え込む極寒のこの自然環境が、大吟醸酒の仕込みに最適とのこと。今回ご紹介する『YOSHIDAYA JISUKE THE BLACK SERIES』は、そんな信州佐久の自然の恵みを生かした「吉田屋治助」のフラッグシップモデルとなる。
『YOSHIDAYA JISUKE THE BLACK SERIES』は、酒造りの過程で歴代杜氏が数々のデータを書き溜めたノートがメモで一杯になり、”真っ黒”になったことで“BLACK”の名が付いたとのこと。このような由来を知り、酒蔵の歴史に想いを馳せながら味わうのも日本酒の楽しみのひとつ。
ブラックで統一されたスタイリッシュで大人っぽいデザインが他とは一線を画す。精米歩合がパーセンテージで表された「磨 29%」「磨 39%」「磨 49%」の3種があり、その味わいの違いを楽しむのも粋。
気品溢れる純米大吟醸の香り『THE BLACK SERIES 磨29%』
『THE BLACK SERIES 磨29%』(720ml・希望小売価格 税込11,000円・発売中)
精米歩合とは、日本酒の原料となる玄米を精米時にどれだけ磨いた(削った)かを表す指標。精米歩合により、日本酒の風味に違いが生まれ、香りや味わいが異なる。
「磨29%」は『THE BLACK SERIES』の中で最も高級な1本。3種の中でも、最もよく磨かれたお米を使用しているお酒になる。
今回は「生ハムとクリームチーズの生春巻き」とのペアリングを楽しみながら、その味わいを堪能してみよう。
ラベルのロゴはメタリックなオーロラカラーで、角度により色合いが変化する。精米歩合29%の酒造好適米山田錦特上米を、低温でゆっくりと醸した1本。
フルーティーさも感じられるような華やかなおいしさが口に広がる。まろやかで深いコクがあり、純米の余韻が長く感じられるのは、磨きこまれたお米だからこそ。
生ハムの塩っけやクリームチーズのコクを、よりマイルドに包み込んでくれるような口当たり。芳醇な風味でお米の旨味をじっくりと堪能できるような1杯である。
まろやかさと軽やかさ『THE BLACK SERIES 磨39%』
『THE BLACK SERIES 磨39%』(720ml・希望小売価格 税込6,600円・発売中)
こちらはお米の持つまろやかな甘みがありながらも、それとは対照的に心地よく軽やかな喉ごしを感じる。すっきりフレッシュな香りと奥深さを持ち合わせたような1杯。
みずみずしさと調和のとれた『THE BLACK SERIES 磨49%』
『THE BLACK SERIES 磨49%』(720ml・希望小売価格 税込4,180円・発売中)
3種の中では1番みずみずしさがあり、キリッとしたのど越し。爽やかな後味があり、和食だけでなく洋食にも合わせやすい1本。濃い味付けの食事もすっきりとまとめてくれるような味わい。
こだわりの純米大吟醸を楽しむ喜びを
お米の磨き方の違いで感じられる香りや味わいの変化。さらに先入観を持たず、その味わいをじっくり堪能してほしいという想いから『THE BLACK SERIES』は使用酵母、日本酒度、酸度は非公開となっている。
化粧箱入りなので日本酒好きな方へのギフトやホームパーティーなど人の集まるシーンにもおすすめ。贅沢に飲み比べを楽しんだり、精米歩合によるおいしさの変化を、感覚を研ぎ澄ませて楽しんでみよう。今回ご紹介した『THE BLACK SERIES』は公式オンラインショップで限定販売中。
※お酒は20歳になってから楽しもう
photo by 蘭 よう子