【長期保存食】7年保存可能!? 『マジックライス ななこめっつ』シリーズは非常時に備えておきたい味付きご飯
近年立て続けに発生する大規模災害で高まりつつある防災意識。それ自体はとてもすばらしいことだが、同時に期限切れの非常食の廃棄などが問題となっている。『マジックライス ななこめっつ』シリーズはこの問題を解決し、さらに調理の手軽さも向上させたアルファ化米(※1)だ。保存期間を5年から7年に延長し、お湯での調理時間を15分から7分に短縮したという。今回は水で調理してその味わいをたしかめてみた。
調理時間短縮! 非常時に備えておきたい味付きご飯
サタケ(広島県)の「マジックライス」は、非常食やアウトドアなどでおいしく食べられるアルファ化米(※1)シリーズ。お湯はもちろん水でも調理ができるので、緊急時にも活躍してくれる商品だ。従来商品(「マジックライス保存食」シリーズ)では保存期間は5年、調理時間はお湯の場合15分、水の場合60分だったが、近年の防災意識の高まりや廃棄問題に対応すべく、大幅な進化を遂げた。
そうして発売されたのが『マジックライス ななこめっつ』シリーズ(70g・希望小売価格 税込313~389円・発売中)。保存期間は7年間(2年延長)、調理時間はお湯の場合半分以下の7分、水の場合3分の2の40分へと短縮した。
備蓄は大事なことだが、非常食の管理は面倒なこと。7年に延長されたことでうっかり期限切れになる可能性も低くなるというわけだ。また、買い替え頻度も少なくて済むので実質的なコストカットにもつながる。
さらに、お湯の調理時間が半分以下になったことで、従来品より温かい状態で食べられるようになったのもポイント。よりおいしくご飯を食べられるようになったというわけだ。
ラインナップは、個食タイプが白飯、五目ご飯、わかめご飯、青菜ご飯の4種類。なお、炊き出し用に白飯、五目ご飯、わかめご飯の3種類も展開している(税込8,640〜10,800円)。
今回は個食タイプの中から、五目ご飯とわかめご飯を水で調理して食べてみよう。
(※1)アルファ化米とは、炊きたてのごはんをおいしさをそのままに急速乾燥させたごはんのこと
五目ご飯
作り方は、まず開封後にスプーンと脱酸素剤を取り出す。
続いて、自立するように袋を広げる。
水130mlを注水線までそそぐ。見づらいかもしれないが、ごはんとほぼ同じ高さを目安にすればOKだ。
チャックを閉じて40分待ち、スプーンでかき混ぜれば完成。
チャックを開けた瞬間、しいたけのだしの香りが食欲をそそる。ご飯はうっすらと茶色に色付き、いかにもおいしそう。
スプーンですくって食べてみると、やわらかく粒感もあり、味もしっかりと染み込んでいる。水40分で本当に食べられるのかと心配していたが、しっかりと調理されているようだ。
具材は、シイタケ、ごぼう、ニンジン、れんこん、たけのこ。様々な食材の食感も楽しく、量もかなり多く入っている。しっかりとした風味もあって、保存食とは思えないおいしさに驚いた。
わかめご飯
続いてはわかめご飯。こちらも水で調理する。
ちなみに、出来上がりはおよそ200g(ご飯70g+水130g)。おにぎり2個分、およそお茶碗大盛り1杯分程度の量だ。
先ほどと同じく粒感がありやわらかい食感。やさしい塩味もあってスプーンが進む味わい。
わかめはたっぷりと入っており、しゃきしゃきとした食感がおいしい。噛むほどに香りが広がり、しっかりとわかめご飯の味を堪能できた。電気・ガスなどが止まっても、これだけおいしいご飯が食べられるなら、心の支えにもなりそうだ。
アウトドアや炊き忘れ時の備えにもぴったり!
水でもおいしく食べられるため、災害時用はもちろん、アウトドアやキャンプのご飯(袋込みで80gと軽いのも魅力的)や日常でご飯を炊き忘れたときの使用にもぴったり。気分に合わせた味変ができるのもうれしい。なお、従来品よりも段ボールサイズが小さくなったので(炊き出し用は30人分サイズ)、大量備蓄にもおすすめだ。
『マジックライス ななこめっつ』シリーズは、ECサイトやアウトドア用品店、ホームセンタなどの量販店ほかで発売中。
公式Instagramではアレンジレシピなどの情報を発信しているので、こちらも要チェック!
photo by 尹 哲郎