【シルキーツルギ】曲がってるのに切りやすい? 圧倒的切断力の『ツルギカーブ』をためしてみた

 

不安定な姿勢や枝の密集した場所など、のこぎりを使いにくい場面は多々ある。そんなときに活躍してくれるのが、プロ絶賛ののこぎりシリーズ「シルキーツルギ」のカーブバージョン『ツルギカーブ』だ。のこぎりを引くだけで自然と刃が食い込むから、速くて楽な切断を実現。スリムでスタイリッシなデザインだから、狭い場所でも作業がしやすいすぐれもの。そのスムーズすぎる切れ味をたしかめてみよう。

 

圧倒的切りやすさを実現した「シルキーツルギ」のカーブバージョン

1919年に設立したのこぎり専門メーカーのユーエム工業(兵庫県)が発売する「シルキーツルギ」は、切り口のきれいさにこだわったシリーズ。一般的なのこぎりに採用される「アサリ」がなく、代わりにのこぎり刃を曲面研磨することで切断面を傷つけにくいのこぎりだ。

R650の緩やかカーブ

今回紹介するのは、同シリーズのカーブバージョンである『ツルギカーブ』(270mm・希望小売価格 税込8,085円・発売中)。ブレードがカーブしたことで、引くと同時に刃が自然と食い込み、圧倒的な切りやすさを実現している。

刃には同社オリジナルの「未来目」を採用。木の繊維方向に関係なくスムーズな切断ができるようになっている。「アサリ」なしによる切り口の美しさと「未来目」による切断のしやすさが人気となり、プロ御用達のシリーズとして人気を集めているというわけだ。

210mm・税込7,502円、330mm・税込8,602円、375mm・税込9,372円

サイズは4サイズ。刃渡り210・270・330mm(目数7.5枚目)と375mm(目数6.5枚目)を展開している。また、「シルキーツルギ」シリーズ初の左利き用(鞘)がラインナップ。利き手に合わせて、さらに使いやすくなった。

ベルトに取り付け・固定できる鞘付きなので、高い場所での取り扱いにも便利。

鞘の内側には多段のローラーが備わっており、出し入れ時に引っかかりにくくスムーズに行える。

さらに、簡単に抜け防止のストッパーもあるので、高所での作業も安心。切断以外の機能にも徹底したこだわりを追求したこともプロが絶賛する理由だ。

 

食い込ませる必要なし!引くだけでスルスルと切れる圧倒的な切りやすさ

それでは『ツルギカーブ』(270mm)を使って、木を切断してみよう。刃幅はたったの20mmほど。スリムなブレードなので、枝が密集した場所でも小回りがききやすい。見た目もスタイリッシュだ。

これなら密集地帯でも扱いやすい

手に持ってすぐにわかるグリップの良さ。手袋をしていても吸い付くような安心感がある。しかも持ち手もカーブしているから、滑りにくいという考えぬかれた構造。

刃を木に当てて、引くと……切れる!

いや、のこぎりだから切れるのは当然。すごいのは、ほとんど力がいらないのにスムーズに切れていくこと。

はしごや三脚など、力を入れにくい姿勢でも簡単に切れた

一般的な直刃のこぎりは、刃の先端になる(引く)ほど刃の食い込みがなくなり力が逃げてしまうが、その点『ツルギカーブ』は引くだけで勝手に刃が食い込む(引っかかる)から、最初から最後まで切断され続けている。むしろ、先端に行くほど力がかかっているような感覚だ。効率的に食い込むようにカーブを描いているので、切断速度も速い気がする。

また、先端は刃が付いておらず、ストッパーの役割を果たしているので刃が木から抜けにくいのもありがたい構造。不安定な姿勢で密集地帯の剪定を行うのに最適化されているのだ。

切断面を見てみると、まるでカンナをかけた後のようにすべすべ。剪定後も木が腐りにくく、傷みにくいので、木にも人にもやさしいのこぎりだ。

グリップを外して替刃交換も可能。長期間使い続けられる

効率的かつスピーディな剪定を可能にした『ツルギカーブ』は、ホームセンターなどで発売中。

 

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記者

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森脇 学

20代男性。工学系出身ライター。食品・工学・アニメ・漫画と幅広い知識を活かして執筆中。関東住まい。

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photo by 尹 哲郎

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