【納豆7種徹底比較】スーパやコンビニで購入できる納豆を味・食感・コスパで比較してみた!
納豆は日本の伝統的な発酵食品で、起源は奈良時代(8世紀)にまで遡る。ただし、正確な起源については不明であり諸説が存在する。納豆は仏教の影響を受けたとされ、奈良・平安時代には寺院や貴族、仏教の精進料理として食べられていた。この時代の納豆は、今日のような糸引き納豆ではなく、煮た大豆を藁で包んで発酵させたものである。
現代で納豆は日本の食文化の一部として広く認識されている。朝食の定番として親しまれており、納豆菌(バチルス・サブチリス)の健康効果も注目されている。納豆はその独特の風味と粘りから、好みが分かれる食品だが、海外でもスーパーフードとして人気が高まっている。
今回は、スーパーやコンビニで手軽に買える納豆7種類を比較する。比較ポイントは以下である。
1.「味」: 風味、甘み、醤油ダレやからしの影響、
2.「食感」: 大豆の大きさや固さ、粘り
3.「香り」: 独特の香や違い
4.「パッケージ」:デザイン、開封のしやすさ、商品特性
5.「価格」: コストパフォーマンス
6.「原料と製造プロセス」: 大豆の種類や産地、製造方法
1.「おいしい国産納豆」金のつぶシリーズ(ミツカン)
・内容量:納豆40g×3パック
・購入場所:マルエツ
・購入価格:118円(税込)
納豆の原材料は、大豆(国産)(遺伝子組み換え混入含む)、食塩、そうだかつおだし、醸造酢、こんぶだし、野菜だし、かつおエキス。
パッケージは光沢のあるブルーで品があるデザインだ。コンセプトは、厳選された国産大豆を使用している点である。こだわりのだしを使用した特製たれとからしが付属している。
食べた感想は、小粒との表記があるが、どちらかと言うと大粒で、食感がとても良い。大豆の甘みがあり、国産大豆の素材の良さが感じられるクオリティーだ。
付属の特製だれとからしも良いが、とにかく大豆の満足感が高く、食べ応えも満点な点が最大の特徴だ。
価格は1g当たり0.98円と中価格帯に入る部類だが、総合的なコストパフォーマンスは素晴らしい。
2.たれたっぷり!「たまご醤油たれ」金のつぶシリーズ(ミツカン)
・内容量:納豆40g×3パック
・購入場所:マルエツ
・購入価格:99円(税込)
納豆の原材料は、大豆(アメリカ又はカナダ)(分別生産流通管理済み)、納豆菌。
パッケージは白を基調として、たまごの写真を中央に配置している。「たまごかけご飯のような食感!」というコンセプトがわかりやすく表現されており、たっぷりのたまご醤油たれが付属している。
食べた感想は、まさにたまごかけご飯のような味わい。中粒でたれの量が多く、納豆特有の粘りを感じるというよりは、とても滑らかな食感である。ご飯にかけて食べたら箸が止まらないであろうことが容易に想像できる。
価格は1g当たり0.82円と安価であり、コストパフォーマンスも優れている。
3.すごい納豆「S-903」おかめ納豆シリーズ(タカノフーズ)
・内容量:納豆40g×3パック
・購入場所:マルエツ
・購入価格:158円(税込)
納豆の原材料は、丸大豆(アメリカ又はカナダ)(遺伝子組み換え混入防止処理済)、米粉、納豆菌、(一部に大豆を含む)。
パッケージは、おかめ納豆シリーズお馴染みの色とデザインで、「おかめマーク」が記載されている。コンセプトは「納豆菌の強さ味方に」。S–903納豆菌が配合されている点が特徴だ。シールド乳酸菌入りのたれと、からしが付属している。
食べた感想は、極小粒との表記があるが、小粒とは感じず中粒のイメージだ。納豆特有の粘り気が強く、程よい苦みが心地良い納豆らしい納豆である。S-903納豆菌を配合しており、たれにもシールド乳酸菌を入れているなど、健康面にも貢献してくれそうだ。
価格は1g当たり1.31円で、納豆としては高価格の部類だが、健康面への期待を加味すればコストパフォーマンスも十分であろう。
4.国産「大きなひきわり」(あづま食品)
・内容量:納豆40g×3パック
・購入場所:マルエツ
・購入価格:148円(税込)
納豆の原材料は、大豆(国産)(遺伝子組み換え混入防止管理済)、食塩、納豆菌。
パッケージは光沢のある白を基調として、ひきわり納豆の写真が中央に配置されている。コンセプトは「大豆が旨い!食べごたえのある食感」。たれとからしが付属している。
食べた感想は、ひきわりだが粒が大きめで、食べ応えのある大豆の食感が素晴らしい。コンセプトを忠実に実現している。ひきわり納豆は、細かいからこそ意味があるのだと思っていたが、「大きなひきわり」にして大豆の食感を出しているのがむしろ良い。たれは控えめで、国産大豆の味わいを楽しむことができる。
価格は1g当たり1.23円と中価格帯から高価格帯入る部類だが、「大きなひきわり」の食感を一度試してみてほしい。