『コロント/colont』“水も滴るいい男”はもう古い! 超撥水アンブレラでデキる男を演出せよ!
雨傘は撥水性がすぐになくなり、傘を閉じたあとの水滴が気になるといった悩みが尽きない。そんな悩みを解消する超撥水アンブレラ『コロント/colont』が発売され、話題になっている。「水切れ機能」に特化した、雨傘専用の生地を採用した同商品の実力をチェックしてみた。
傘は良い物を持てば忘れたりなくしたりしなくなる
傘にお金をかける人が減っている。特に男性ともなると、社会人でもビニール傘で良いと考えているようだ。その理由としては、高い傘を買っても忘れてしまうとか、どうせ濡れるものだからといったものが多い。そして、やはり雨傘は水滴がなかなか切れずに処理に困るといった意見が少なくない。しかし、傘というものは高価な物を持っていると気分的にも高揚してくるものだ。特に、サッと軽く降っただけで雨水を弾く雨傘は高級感があり、気分もいいものだろう。そして、ビニール傘よりも大事にするため、なくしたり忘れたりすることも減るはず。
このほど、多くの人が雨傘に対して持っている「撥水性がすぐになくなる」「閉じたあとの濡れた感じが続くのが不快」といった悩みを解消する撥水性の高い雨傘が誕生した。洋傘メーカーのアンベル株式会社(愛知県名古屋市)の超撥水アンブレラ『コロント/colont』(長傘/折りたたみ傘タイプ・親骨サイズ 70cm/55cm・約485g/約252g・希望小売価格 税抜 各4,000円・発売中)だ。
長傘タイプと折りたたみ傘タイプの2種類で、カラーラインナップは各3種類(ネイビー・カーキ・ブラック)での販売。カラーバリエーションやデザインを見る限り、どちらかといえばビジネスマンの男性向けといった印象を受ける。
長傘タイプの持ち手部分(ハンドル)はメイプル(楓)、折りたたみ傘タイプはウィロウという素材が用いられている。ちなみに、ウィロウは日本名で「柳」のこと。柳というとしなやかで柔軟性があるようなイメージだが、それは枝。幹の部分は硬質で、クリケットのバット(これもウィロウという)にも用いられる素材なのだ。耐久性はまったく心配ない。
水滴の接触角は約140度でボール状になって転がり落ちる
この「コロント/colont」最大の特徴となっているのが、“水切れ機能”に特化して開発された雨傘専用の生地。素材はポリエステル100%なのだが、その組成方法に秘密があるのだ。
まずは、こちらの動画を見ていただきたい。
生地の上を水滴が、まるでビーズ玉のようにコロコロと転がっているのがわかると思う。それでは、実際にそんな感じになるのか、試してみた。
「コロント/colont」長傘タイプを差し、上から水をバッシャーンとかけてみた。
おおっ!!
触れ込みどおり、かけた水は弾かれて、数回振っただけであっという間に生地は乾いている。これはすごい!
アップで見てみると、水滴が丸く浮き上がっているようになっている。これが接触角約140度ということなのだ。生地と水滴が接触する面積を可能な限り小さくすることで、水が生地に残留、吸い込みにくくしている。
雨傘には、生地の表面に撥水剤がコーティングされているが、これが従来の傘ではしばらく時間が経つと劣化したり、剥離したりして水切れが悪くなってしまう。この撥水剤は、自動車のボディに塗布されるワックスと同じ「フッ素」から作られているが、これは時間とともに劣化するものなのだ。「コロント/colont」は、撥水剤が剥離・劣化しやすい点に着目し、撥水剤と生地の改良を重ねた。撥水剤に関しては、その粒子をナノレベルまで細かく改良。生地は高密度織りを施し、繊維の隅々まで撥水剤が入り込むように工夫したという。ちなみに、同社では第三者機関において撥水を人工的に劣化させる洗濯試験を30回繰り返し行ったが、新品同様の状態である撥水度100点という結果が出たとのことなので、劣化を気にせず使うことができそうだ。
クルマや電車に乗る時、カバンに収納するときに水滴が気にならない!
雨の日、傘を閉じて電車や車に乗った際、その傘から水滴がポタポタ垂れていたらスマートではないし、しかも他の人に迷惑がかかってしまう。デキるビジネスマンなら、サッと水を切って長傘を手にしたいものだ。また、とっさの雨にも安心な折りたたみ傘タイプでも、水切れが良いため使い終わったら2、3回振って水を切ることでカバンにすぐ収納できる。ビニール傘を持って水をポタポタと垂らしている姿は、決して「水も滴るいい男」ではない。これからは、持ち歩きたくなる「コロント/colont」でスマートな紳士を目指したい。女性なら折りたたみ傘タイプでもマッチすると思う。
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photo by 尹 哲郎